効率よく伸ばす吹奏楽部練習法とは?コンクールあるある

効率よく伸ばす吹奏楽部練習法とは?コンクールあるある

はじめに
吹奏楽を愛する皆さん、こんにちは。

コンクールまでまだまだ時間があるようで、時間がない。

今はそんな時期ですよね。

筆者は中学校から高校までの6年間吹奏楽を続けてきました。

中学時代、私の学校は全日本コンクールの支部大会に出場できましたが、筆者は校内オーディションに落ちステージには上がれませんでした。

そんなへたくそでしたが、高校でも吹奏楽を続けました。

高校時代は中規模編成だったこともあり、強豪校に敗れ全日本コンクールではよい結果を残せませんでした。

しかし、管楽合奏コンテストでは全国大会に出場できました。

そして、そこでの演奏を審査員に褒めていただけました。

それでは、中学時代にステージにすら上がれなかった私が全国大会の舞台で褒められるようになるまでの練習方法を書いていきます。

やっぱり大事なのは基礎練習

基礎練習はどこのバンドでもやっていると思います。

世の中にはたくさんの教則本が出ています。

でも、よく読み比べてみてください。

書いてある内容はどれも変わらないんです。

やり方は違えど、やる意味は同じです。

つまり、基礎練習に関してはみんな条件は変わらないんです。

いくらダメな先生だって教則本さえ用意すれば、ほかの学校と変わらないのレベルの基礎練習は提供できるんです。

同じ基礎練習をしているのになぜ差がつくのでしょうか。

それは、基礎練習の間に何を考えているかの違いです。

中学時代の私は、基礎練習の時間に別のことを考えたり、うとうとしていたりという状態でした。

これでは基礎練習をする意味がないんですね。

吹奏楽で力をつけるために一番大事なのは基礎練習です。

その基礎練習の中で一番大事なことは、基礎練習の意味を理解することです。

ブレスの練習やロングトーンなど各自各学校それぞれにメニューがあると思います。

メニューに関しては近々解説しますね。

このメニューの意味を理解するというのが一番大事なことです。

メニューを理解したら今度は、自分が意味のある練習ができているのかを考えます。

例えば、普段の練習で「ロングトーン」をしますよね。

ロングトーンは伸びのあるいい音を作るためにやります。

そのためには、遠くを意識して音を出します。

遠くを意識するために、遠くに見える家や木や風車などを目標にして、そこに自分の音を届けるように息を入れていきます。

こうやって意識をもって練習することでどんどん伸びていきます。

何も考えずにロングトーンをするのは完全に時間の無駄になります。

あなたが時間を無駄にしている間にライバルはどんどん成長してしまいますよ。

意識すべき3原則

楽器を演奏するうえで共通する3原則をご存知ですか?

いつもはぶられる形になってしまうパーカッションやコントラバスの皆さんも関係しますよ。

それどころか、ギターやピアノ、バイオリンなど吹奏楽とはかかわりが薄い楽器を含めたすべての楽器に共通する原則です。

1.脱力

2.正しいフォーム

3.豊かなブレス

ブレスというのは息を吸うことですよね。

パーカッションには一見関係ないようにも見えますが...

では、順を追って解説していきます。

まずは「1.脱力」です。

楽器を演奏するときにいちばんのポイントになります。

力を入れてはいい音は出ないんです。

いくら高い音であっても無理な力を入れてはいけません。

力を入れて鳴らす音はいい音ではないんです。

自分は力が抜けているのか、いらない力が入っていないだろうか、常に意識してください。

続いて「2.正しいフォーム」についてです。

これは楽器を正しく構えるということです。

いい音を出すためにはいい姿勢で音を鳴らす必要があります。

最後に「豊かなブレス」についてです。

管楽器はたっぷりと息を吸わないといい音は出ません。

まず自然な腹式呼吸を意識してみてください。

おなかに手を当ててみると自然とおなかに息が入っていますよね。

実際には肺に息が入っているんですが、体内の横隔膜が下がることでおなかが上下します。

たっぷりと息を吸うためにはおなかだけに息を入れているのでは足りません。

おなか・背中の腰部分・胸に息を入れるイメージを持ってください。

息をすべて吐き出してから、鼻で息を吸う、口で息を吸うと感じやすいですよ。

管楽器ではない人もブレスを取ってください。

もちろんここまでとは言いませんが、管楽器の人はこれぐらいやっています。

呼吸をそろえたほうが合奏が揃うんですよ。

この3原則を抑えたうえで、下記を意識してください。

音のイメージ・音楽のイメージ

まずは3原則をそろえてください。

そろったら上で大事なことが「音のイメージ・音楽のイメージ」を持つことです。

私はこんな音を出したい、この音色はステキなど、自分の頭の中にいい音のイメージを持ってください。

そして自分の演奏をそのイメージに近づけましょう。

大規模な団体やクラリネットパートなど団体内に同じ楽器の人が複数人いる場合は共通のいい音のイメージを持つ必要があります。

そうしないとそれぞれがバラバラな音のイメージを持つことになってしまい、パートでひとつの音楽を作れません。

吹奏楽をするわけですから、最終的には合奏で合わせられることを念頭に置いて練習しましょうね。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「音の形を意識するロングトーン」

尾頭付きのおさかな
吹奏楽で上達に欠かせないのは頭を使ったロングトーンです。

自分の音を聞きながらどうしたらよくなるのかを考えながらロングトーンをしましょう。

そのロングトーンの時に音の形を意識してみましょう。

まず意識すべきは、音の出だしです。

音の立ち上がりとよく言いますね。

そこが崩れてはあとで修正しても何にも意味がありません。

それくらい大事なところです。

続いては中の部分です。

しっかり中身の詰まった音を出してください。

スカスカな音ではいけませんよ。

そしてお尻の部分です。

吹奏楽の世界では一般的に音の処理といいますね。

音の処理の仕方にはパターンがあります。

響きを残す切り方、あえて響きを残さない切り方、どんな曲でも対応ができるようにするために普段からいろいろな切り方を練習しておきましょう。

音の処理を練習するときに気を付けることがあります。

それは意思を持って処理をすることです。

こういう風な処理をしたいという意識を持ってやってください。

この意識がないとただただ時間を無駄にするだけになってしまいます。

ロングトーンで意識することをまとめると尾頭付きの魚です。

頭が崩れても、身が詰まっていなくても、しっぽがかけていてもいけません。

美しい価値の高い音を目指しましょう。

ロングトーンの基本はようかん

先ほど、いろいろな処理ができるようにということは書きました。

しかし、基本ができていない人がそのような遊びを入れるのは危険です。

やっぱりまずは基本を固めましょうね。

頭の中にお客様に出すような切っていない四角いようかんをイメージしてください。

立ち上がりの部分もガタガタせず美しい平らですね。

やっぱり中身は詰まっています。

そして処理の部分も平らです。

ようかんの特徴って何でしょうか。

そうです、どこを切っても同じように中身が詰まっているんですね。

ロングトーンをするときも同じです。

どこを切っても同じようなまっすぐなロングトーンをしましょう。

さて、これを意識しながらロングトーンをしてみてください。

とても苦しいと思います。

そう、息を吸う量が足りていないんです。

しっかりと豊かなブレスを取ってロングトーンをしましょう。

音の形をイメージします。

もうひとつ重要なのは、ロングトーンの時にメトロノームなどのテンポが計れるものを用意してください。

それで何拍伸ばすのかを始めに決め、目標を持ってやりましょう。

音楽でもなんでもそうですが、やはり意識の持っていき方は上達には欠かせません。

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効率よく伸ばす吹奏楽練習法「たくさんブレスを取る方法」

腹と胸と腰に息を入れる

吹奏楽の教則本を見るとどれを見ても腹式呼吸のことがふれられていますよね。

腹式呼吸とは自然な呼吸のことです。

わかりやすく意識するためには力を抜いて寝転んでみてください。

そうです、寝転んだ時の自然な呼吸が腹式呼吸です。

寝転んだ時の自然な呼吸の時におなかを触ってみてください。

動いていますよね。

これは横隔膜が動いているんです。

牛肉で言うとハラミの部分ですね。

ではそのおなかの動きを意識的に大きくしてみましょう。

そのためには力を抜いて息をたくさん吸う必要がありますね。

そうです、息をたくさん吸うには力を抜かないといけません。

息をたくさん吸っている状態の時の体ってどうなっていますか。

力が抜けて横隔膜が下がっている状態になっているはずです。

その状態を意識的に作り出せばブレスがたくさん取れます。

そのためには「お腹」「胸」「腰」に息が入るイメージを持ってください。

もちろん息は肺に入るわけですのであくまでもイメージです。

でも、ちゃんとお腹も胸も腰も膨れるんですよ。

もちろん意識することをやめれば胸を含めてしぼんじゃいます。

たくさん息を吸うトレーニング

やっぱりたくさん息を吸って肺活量を増やすには練習あるのみです。

これから練習方法を書いていきますが、これは継続的にしないと意味がありません。

それにこれはあくまでもブレス練習であるという認識を持ってやってください。

そして悪い癖を付けないように気を付けてください。

まずは自分の管楽器とメトロノームなどの正確にテンポがはかれるものを用意してください。

べつにチューナーについているもので構いません。

メトロノームを♩=60にセットしてください。

これで準備完了です。

1.2.3.4.1.2.3.4の四拍子で理解してください。

まず楽器を正しいフォームで構えて力を抜き、「1.2」をカウントします。

「3.4」で息を全部吐きます。

次の「1.2」で鼻で限界まで息を吸います。

「3.4」で口から限界まで息を吸ってください。

そうしたら「1.2.3.4」と4拍音を伸ばします。

次の4拍の間は最初と同じように鼻からブレス、口からブレスとします。

そして今度は1小節分増やしてください。

つまり8拍伸ばします。

その後は同じように1小節ずつ増やしていきます。

8拍12拍16拍という感じですね。

これを限界まで続けてください。

目安としては少なくとも24拍以上です。

チューバで36拍はできますからほかの楽器なら簡単ですよね。

これを継続すれば音が変わります。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「大事なのは信頼関係・ブレスと音の形をそろえる」

よい音楽をするために
吹奏楽部は男女比で見れば圧倒的に女子が多いですよね。

女子が多いと派閥争い、常に冷戦状態、大規模な部になればなるほど起きてしまいますね。

もちろん上下関係だってそうです。

後輩に対して、ネチネチと文句を言ったり、筆者はそういうのが大嫌いなんですがね。

ステージで披露する演奏は、客席から聞くととても正直に聞こえます。

練習をしたんだなっというのもわかりますし、ピッチといって音程を気負付けているなというのも伝わります。

これは本当に不思議なことなんですが、人間関係のゴダゴダは演奏に現れてしまうんです。

チューニングをしてピッチを合わせても、なんか合わないなという感覚が残ります。

何とも言えない濁りが演奏に出てしまうんです。

これはどうしても隠せないんですね。

筆者はもう音楽を離れていますが、一つ言えることはみんなで「音を楽しむ」音楽をしてください。

ブレスをそろえて、今あの人とのハーモニーが最高にあっている、みんなで揃っている、心地よい、それが「合奏」です。

そうやって「音を楽しむ」のが音楽です。

音楽をしている団体の演奏はお客さんの立場でみるととても心地いいのです。

ということは必然的によい結果に結びつくわけです。

音楽をするためにはよい人間関係が欠かせません。

音の形をそろえる・ブレスのタイミングをそろえる

合奏は一番底辺の演奏技術の人の底上げが求められます。

みんなが同じ高いレベルでないといけないんです。

例えば、コップにきれいな水が入っています。

そこに泥水を1滴でも混ぜれば、人に提供できるものではなくなります。

そうです、1人でも濁したら合奏は崩れるんです。

先輩、特に各楽器のトップの人は一番の高いレベルを示すことが仕事です。

その楽器の目標になれる音を出さないといけません。

先輩の音を目指して、後輩が努力することで、各楽器の音の形が揃います。

みんなの音の形が揃えば、実はピッチはそれほど関係ないんですね。

そもそもですが、音の形をそろえるとは何でしょうか。

Aさん、Bさんがいるとします。

Aさんの音の発音のイメージは「Pooh」です。

Bさんの音の発音のイメージは「Puuh」です。

そうなると、明らかに二人で吹いているのがわかりますよね。

でもAさんの音の発音のイメージにそろえて二人で「Pooh」と吹きます。

ブレスのタイミングと音の発音をそろえると1つの音になります。

これの単位が大きくなったのが合奏というわけです。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「バンドを立て直すチャンスを逃すな」

年に2度しかない貴重な機会
そろそろコンクールの結果が出揃ってくる時期ですね。

全日本吹奏楽コンクールは、地区大会→都道府県大会→支部大会→全国大会とつながっていきます。

地区大会は人口の少ない地域だと存在しないところもあります。

そのせいなのか、日本一人口の少ない鳥取県からは、中学・高校・大学・一般のどの部門からも全国大会に出場した団体がありません。

でも、全国で2番目に人口の少ない島根県は、全国大会の常連の出雲市立第一中学校がありますから一概にそうとは言えません。

残念なことではありますが、多くの3年生はそろそろ引退の時期ですね。

地区大会で敗れれば、県大会で敗れれば、多くは引退します。

運動部で言う総体みたいなものですね。

不安やさみしさなどマイナスな気持ちになるのはわかりますが、この時期はバンドをもう一度立て直す大きなチャンスです。

見出しに2度あると書いています。

もう一つの時期は、みんなが進級する4月です。

この二つの時期は、気持ちが改まるという点で共通しています。

吹奏楽でバンドを立て直すのには時間がかかることは当然です。

技術を確実に自分のものにするためには反復練習しかありませんが、人間ですからどうしてもダレてしまうんですね。

ですが、この二つの時期は、ほかの時期に比べて気持ちが引き締まっているため集中力が持続しやすいです。

なので、効率的に成長が望めるのです。

もう一度音楽を好きになろう

たくさんある部活の中から吹奏楽を選んだ仲間です。

度合いは違えど、みんな音楽が好きなはずです。

でも、どうしても同じ課題曲と自由曲の繰り返しでは飽きてしまいます。

場合によってはもう吹奏楽をやりたくないと思ってしまう人も出てしまうでしょう。

その状態はよくありません。

早くコンクールの次に生かせる意味にある反省をして、コンクールは終わらせましょう。

切り替えは大事です。

気持ちを新たにして、吹奏楽は楽しい、音楽は楽しい、そんな気持ちを思い出してください。

みんなでひとつのものを作る感動をもう一度思い出してください。

このような気持ちが持てない人はどうしても成長しません。

もちろんですが、気持ちを新たにしてもコンクールの反省は忘れないでください。

良かったところもあれば改善点もあります。

自分の音のいいところを理解してさらに伸ばすことと、改善すべきところを理解して改善することをしなければ強いバンドにはなれません。

今が成長にもってこいの時期なのは確かです。

このチャンスをぜひ生かしましょう。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「口で歌えないと吹けない」

歌うように喉の奥を広げる
吹奏楽と合唱、どちらもみんなでよい音楽を作るところは共通しています。

実は吹奏楽において、歌うことって非常に大事なんです。

歌うといってもカラオケのような歌い方ではありません。

どちらかと言えば合唱やオペラのような歌い方です。

合唱で歌っているときの口の中ってどうなっていますか?

おそらく喉が広がっていると思います。

管楽器で音を出すときも同じ感覚で、喉を広げて息を入れましょう。

そうすると、何が変わるのでしょうか。

リコーダーでいいので、実際に楽器を吹いていただくとわかりやすいのですが、音の伸びが全然違います。

音楽の授業で音楽関連の部活の人はリコーダーがうまい人が多いですよね。

これは、楽譜が読めるからだけじゃなくて、こういう理由があったんです。

喉を広げる感覚をいちばんわかりやすくつかむ方法はあくびです。

意識的にあくびをしてみましょう。

ふあぁぁぁ...の途中で止めてください。

その感覚です。

おまけにあくびをするときは力もぬけているので最高の状態です。

たっぷりブレスを取って、喉の奥を広げた状態を意識してロングトーンを繰返しましょう。

これを自分のものにできれば音が大きく変わります。

連符で指を回すにも口が関係

楽譜に連符があると嫌ですよね。

3連符くらいならまあ何とかなりますけど、8連符とか出てきたときは絶望的ですよね。

苦しむクラリネットの人たちを離れたところから眺めていた記憶があります。

金管楽器は楽器の構造上、そういうことは少ないんです。

連符をスムーズに練習するにはどうしたらいいのでしょうか。

これは言葉を当てはめて、口に出すという方法が効果的です。

例えば、三連符は「タタタ・タタタ・タタタ・タタタ」となりますが、「タタタ」だといいづらいんですね。

これを3文字の言葉に置き換えます。

私のおすすめは「トマト」ですのでトマトを例にあげますね。

三連符を「トマト・トマト・トマト・トマト」とカウントすると自然と言えるんです。

口で言えないものはいくら楽器でやってもできません。

言葉を置き換えることで自然とできるんです。

置き換える単語は文字数があっていれば何でも構いません。

置き換えて、連符をつかむことが大事なんです。

単語は何でも構いませんが、3の倍数の連符、3連符・6連符・9連符などありますがこれはトマトを繰返すのが一番言いやすいと思います。

「トマトトマト・トマトトマト」「トマトトマトトマト・トマトトマトトマト」という感じですね。

ぜひ、自分に合う単語を見つけて連符に強くなりましょう。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「練習で悪い癖を付けない」

一度ついた癖は一生ついてくる
楽器を練習するときに気を付けることがあります。

それは悪い癖を付けないことです。

今の時期は多くのバンドで世代交代があり楽器が新しくなった人もたくさんいるでしょう。

新しい楽器で変な癖を付けないように気を付けましょう。

そもそもですが悪い癖というのは何でしょうか。

例えば金管楽器を吹くときはバズイングといって唇を振動させますね。

そのときに頭の音を安定して伸ばせず、音が揺れてしまうという癖がついたとします。

そうなると、マウスピースでバズイングをするときも音が揺れてしまいますし、楽器でも音が揺れるようになってしまいます。

そうならないように、楽器を口に押し付けるようになってしまえばもう最悪ですね。

また新しい悪い癖がついてしまいます。

悪い癖をそのままにしておくと、表面上は問題なく聞こえるかもしれません。

しかし、ステージに立ち客席から演奏を聞くと濁りの原因になってしまいます。

悪い癖がついて一番問題なのは、一度ついた癖は取れないことです。

悪い癖になれてしまうと、それが一番楽に演奏できる形になってしまいます。

そうなると、意識を持って吹かないときは必ず癖が出るようになります。

悪い癖がつくと困るわけです。

楽器が変わったときは特に気を付けましょう。

ちなみに本当に一番気を付けるべきは初めて楽器を持った時ですよ。

同じパートの後輩が悪い癖を付けないように様子を見るのは先輩の役目です。

悪い癖がついていることに気が付いたら

悪い癖を付けないように気を付けることはもちろんです。

ですが、もうすでについている場合はどうしましょう。

このまま放置することは決して許されません。

癖を取れるように努力をする必要があります。

具体的にはどういうことをしましょう。

もちろんこれはケースバイケースです。

立ち上がりが崩れるのなら、立ち上がりを意識した練習を、音が揺れるのならそうならないように意識した練習をします。

気を付けないといけないという意識が非常に大事になっていきます。

「意識」をした練習をするためには、なんでその癖がついているのか原因を探る必要があります。

原因がわからないと解決できる練習法は見つけられません。

立ち上がりが崩れる癖の場合、原因としては唇が無駄に動いていることが考えられます。

なんで、唇が動くのか、また原因を探ります。

音程を調整するために唇を動かしていたとなれば、解決法が出てきます。

この解決法は長くなりますのでここでは省略します。

癖は一度ついたらほぼ取れないと思ってください。

ということは、良い癖を付ければ一生ついてくるということでもありますよ。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「コンクールで勝つには~倍音を習得する」

勝てるバンドはどんなバンドか
正しい効率のいい練習法をみんなで行い強いバンドを目指したいという気持ちはみんな同じです。

でも、県大会や支部大会、その上の全国大会に出場するバンドは限られています。

今は普門館じゃなくなった全国大会ですが、その全国大会に出場するバンドはどんなバンドが多いのでしょうか。

まず全国大会に出場するバンドをタイプ分けしてみます。

ひとつが伝統に支えられているタイプのバンドです。

全国大会に最多の出場数を誇る島根県の出雲市立第一中学校がその典型例ですね。

ふたつめの条件と被る面もありますが、全国大会に出場経験がない指揮者のときでも勝ち続けています。

ふたつが、いい指導者に恵まれているバンドです。

大阪の淀川工業高校が典型例ですね。

これは典型例がたくさんあります。

野球でもなんでもそうですが、指導者というのは大きいです。

もちろんですが指導者がダメなら、あきらめるしかないという認識は間違いです。

今はインターネットが発達していますので、いい練習方法は調べればいくらでも出てきます。

あとは、指揮者は飾りです。

生徒同士で大きなアンサンブルをしましょう。

優れた先生は県大会金賞までは生徒を引っ張ることができます。

しかし、それ以上の成績を目指すには生徒にかかります。

中編成で大編成に勝つには

コンクールは大編成に有利な傾向があります。

これは、大編成のほうが音が厚いため、審査員が聞かされた感を受けるからです。

これは人間ですから仕方がないことです。

さて、大編成バンドに勝つにはどうすればいいのでしょうか。

それは、息をたっぷり使った太い音で息のスピードをそろえて、みんなで同じ形の音を奏でることです。

二人でぴったり上のようにユニゾンすると(同じ音を吹く)誰も吹いていない倍音が聞こえます。

倍音というのは5度上の音です。

「ド」の音の倍音は「ソ」になるわけですね。

これをバンドで作り上げることで、人数以上の音の厚さにすることができるんです。

本当にぴったり合うと、倍音の倍音が聞こえます。

「ド」の倍音は「ソ」、「ソ」の倍音は「ミ」ですね。

そうです、二人で同じ音を同じように吹いたら、ハーモニーがならせるんです。

これをバンドで合わせれば強力な武器になります。

もちろん大編成バンドが倍音作戦でぴったり合わせてくれば勝ち目はないでしょう。

しかし、倍音作戦はズレル人がいれば失敗し、倍音は聞こえません。

人数が少ないほうがやや有利というわけです。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「皆が同じ土俵に立てるアンサンブルコンテスト」

小編成も大編成も関係ない
全日本のコンクールでは大編成のほうが有利な傾向にあることは間違いありません。

迫力を出す面ではどうしても小編成や中編成では敵いません。

しかし、編成に関係なくみんなが同じ土俵に立てる大会があります。

それがアンサンブルコンテストです。

アンサンブルコンテストは3人から8人編成で自由曲1曲を演奏します。

各団体から出場させられるチーム数は地域で異なります。

音の重なりはもちろん重視されますが、個人個人の技術力がポイントになっていきます。

コンクールだと、小編成の部とその他の部に分かれているため、本当の小編成バンドと大編成バンドが直接対決はできません。

しかし、アンサンブルコンテストは普段の編成は関係ありません。

各団体の代表の3から8人のチームが良いのか悪いのかで決まります。

普段のコンクールでは苦しい中編成バンドにも十分に勝機があるんです。

ここでの結果は人数を言い訳にできません。

そして、戦うのは各団体の代表として戦うチームです。

代表の覚悟を持って臨むべきです。

合奏とアンサンブルはほぼ同じだけど

アンサンブルは最大でも8人しかいません。

なので、どのチームも音が薄くなります。

人数が多ければ、あえて音を吹かずにハーモニーを誤魔化すことができますが、アンサンブルではそうはいきません。

一人一人の技術力が、普段の合奏以上に求められます。

アンサンブルも、お客さんが「聞かされた」と感じてもらえるような演奏をしないと高評価はもらえません。

まず大事になるのは、やっぱり音の太さです。

息をたっぷりと使った太い音を出す必要があります。

そして、やっぱりみんなで音の形をそろえます。

合奏は大きなアンサンブルです。

小さなアンサンブルですのでピッ足し合わせてください。

合奏とアンサンブルですが、大きな違いは何でしょうか。

もちろん人数は違うのは明らかですが、いちばんの違いは指揮者がいるのかいないのかです。

合奏であれば指揮者を見て、指揮者に合わせればとりあえずそろえることはできます。

もちろん指揮者がいないと成り立たないバンドはよくないですよ。

合奏の時は、崩れかけた時に指揮者で立て直すことができるんですね。

しかし、アンサンブルはその指揮者がいません。

そこがアンサンブルのこわいところです。

アンサンブルが崩れないのが一番の理想です。

でも、崩れたときはどうしましょうか。

そうなった時のために、基準の人を決めておきましょう。

オーケストラで言うコンマスと呼ばれるポジションですね。

アンサンブルの時期はこれからです。

いいアンサンブルを作っていきましょう。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「音出しの正しいやり方」

無駄にしがちな音出しの時間
皆さんは音出しの時間をどういう風にして過ごしていますか。

とりあえず楽器に息を入れてみたり、ひどい人になれば友達とおしゃべりしたりなんてこともあるでしょうね。

そうなんです。

音出しの時間って何をすればいいのかわからないという人が案外多いんです。

ということは、反対にとらえればライバルと差を生む大きなチャンスになるわけです。

音出しの時間には必ず必要な道具があります。

それはメトロノームです。

べつにチューナーについているもので構いません。

音出しをしろといわれると考えなしに楽器に息を入れて音出しをしているつもりになっている人がいます。

これははっきり言って時間の無駄です。

頭を使わない音出しは何の意味もありません。

メトロノームのカチカチに合わせてロングトーンをしてください。

意識すべきところに関しては以前の記事に書いてありますのでそちらをご覧ください。

音出しの時は必ず、自分が出せる音域の全ての音をロングトーンしてください。

確かに時間はかかりますが、実はこれに積み重ねが一番効率よく成長します。

そもそもなんで音出しをするの?

吹奏楽部に入って楽器に係わった人で音出しをしたことがない人はないでしょう。

みんながやったことがある音出しですが、なんで音出しをするのかわかっていますか?

すぐに答えられない人も多いかと思います。

音出しは、合奏で最大限の力を発揮するためにやるウォーミングアップです。

吹奏楽というのは、みんなでひとつの音楽を作って楽しむものです。

1人が手を抜いたらすべてが崩れてしまいます。

音出しはいい音楽を作るために欠かせないものなのです。

筆者のバンドは基礎合奏がほぼ毎日ありました。

ですので、基礎合奏に向けての音出しが必要でした。

同じようなバンドは多いかと思います。

このようなバンドの場合、常に100%の力で音出しをして基礎合奏をすれば曲なんて吹く余裕はなくなるでしょう。

力配分の仕方ですが、個人の音出しは100%の力でやりましょう。

そして基礎合奏は80%の力で楽器を吹いてください。

そのかわり、周りの人の息の吸い方や音の形などに耳を澄ましてください。

そして曲の合わせに全てを持っていきましょう。

音出しそして基礎練習は曲を吹くためのコンディション作りです。

これを理解して、どういう風な練習をすれば曲に意味があるのかを考えて実践することが大切です。

まずは、ボケボケと時間を捨ててる状態から抜け出しましょう。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「スケール練習」

そもそもなんでスケール練習をするの?
スケール練習はどこのバンドでもやりますよね。

スケール練習というのは「ドレミファソラシド ドシラソファミレド」と音階を吹く練習ですね。

この練習の意味をご存知ですか?

スケール練習は「音感」と「音色」を鍛えるものです。

まずは「音感」についてですが、「ド」の音と「レ」の音の差の感覚、今の「ファ」の音は少し高いなど、音の感覚を身に着けることを意識してください。

続いては「音色」についてです。

一般的に「音色」と漢字で書くと「ねいろ」と読みますよね。

吹奏楽の世界では「音色」と漢字で書いてある場合は「おんしょく」と読むことが多いです。

そんな吹奏楽あるあるはさておき、ロングトーンとスケール練習の大きな違いといえば、この「音色」を豊かにするところです。

「ドレミファソラシド ドシラソファミレド」これをフレーズ(音楽の一つのかたまり)として捉え、息の使い方をコントロールします。

そうすることで、曲を演奏するときにフレーズに気を付ける意識を磨いていきましょう。

ロングトーンの基礎にしたスケール練習を

上では、ロングトーンとスケールの違いについて少し触れました。

スケール練習はロングトーンを基礎にして、「音感」と「音色」を作ります。

つまりどういうことかというと、ロングトーンで使った、たっぷりのブレスでスケール練習を行うということです。

よく、ロングトーンとスケールとを別にしてしまっている人がいます。

それはロングトーンを生かせていないということになります。

スケール練習もたっぷりのブレスを使わないと練習の意味がなくなります。

さて、スケール練習ですがあなたは普段どの調でやっていますか?

多くはB♭Durだけというのが多いと思います。

実はこれはあまりよくないんです。

曲の楽譜にはB♭Durにない音も出てきますよね。

だったら、その音も「音感」を身に着けていないと話になりません。

スケール練習は長調・短調含めてすべての調をやってください。

これは楽譜に出てくる音をすべてさらえている理想の形です。

そうは言っても時間という制約がありますよね。

効率よく全ての音をさらう方法があります。

それは、「B♭dur」と「Hdur」のスケールをすることです。

音域の広い楽器の場合はオクターブ変えてやることも忘れないでください。

この二つの調のスケールをすれば、全ての音を鳴らすことができます。

おまけで今練習している曲の調をやれば完璧です。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「自分の楽器の特性を理解する」

自分の楽器について知る
あなたは自分の楽器についてどのくらい理解していますか。

例えば吹奏楽の花形トランペット、同じトランペットでもその楽器その楽器に個性がありますよね。

たとえ同じ品番でも、その楽器の癖があるわけです。

だからいい楽器をプロに選定してもらうということがあるんですね。

効率よく腕を上げるためには、まずは自分自身の吹き方の癖に気が付けないといけません。

そして、その楽器の癖も理解しておく必要もあります。

その楽器の癖とはたとえばどんなものがあるのでしょうか。

一番典型的な例は、特定の音の音程が高くなるまたは低くなるというものです。

例えば、吹奏楽の縁の下の力持ちのチューバの場合、ロータリーのものは下の「C」(ピアノではド)の音が高くなる傾向があります。

こういう同じ形の楽器に共通するものもあれば、このユーフォニアムは「F」(ピアノではファ)の音が高くなるといったその楽器だけの癖もあります。

気を付けないといけないのは、癖の原因が楽器なのか自分の吹き方が悪いのかをはっきりさせることです。

ここの判断を誤ると、楽器自体に悪い癖を付けてしまうことになったり、自分の癖をさらに悪化させてしまったりします。

これってどうなんだろうと迷ったときは、別の誰かにその楽器を吹いてもらってください。

原因を正確に見破ることは非常に大切です。

楽器の癖に気を使いコントロールする

楽器の癖で音程が合わなければもちろん合奏は合いません。

吹奏楽はチームプレイ、みんなに迷惑をかけてしまうことになります。

楽器が悪いんだと訴えようが、誰もどうすることもできませんし言い訳にしかなりません。

楽器の癖を理解して、楽器をコントロールできるようにしましょう。

楽器の癖を調べるにはどうすればいいんでしょうか。

まずは楽器を「正確」にチューニングしてください。

そしてその楽器の音域の音すべてをロングトーンしましょう。

そして、スケールもやります。

この調べているときは音程を無理に合わせようとはしないでください。

自然な状態でたっぷりと息を使って吹いてください。

ピッチといういらない要因を作らないようにするためにもこのときのチューニングは正確にやりましょう。

さて、そうすれば楽器のせいで音程がおかしくなるものなどが見えてきますよね。

それをすべて頭の中に入れて、楽器を吹くときに気を付けて癖を出さないようにしてください。

そうすることで、さらに良い音が作れるようになります。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「ピッチを合わせて純正律のハーモニーを作る」

口ではなく息でコントロールする
まず、「ピッチ」というのは音程のことを指します。

合奏で決まっているヘルツに対して高いだとか低いだとか、多くの人はチューナーを使いながら判断しますよね。

チューナーなしでできる絶対音感を持った人はカッコいいですよね。

さて、音が基準よりも高いときや低いときにあなたはどうしていますか。

まずは音が高いときは、口を緩めたら確かに低くなりますよね。

反対に音が低いときは、口を占めたら確かに低くなります。

実はこれは一番やってはいけない矯正方法なんです。

この方法だと唇が動くことになります。

そうなると、唇の形(アンブシュア)が崩れてしまいます。

そこから悪い癖がつくことになってしまいます。

だから絶対にやってはいけません。

それに、この方法でピッチを矯正しても曲では使えないんです。

基礎練習では合わせ得ても曲で会わないのでは困りますよね。

ピッチをコントロールするときは生きのスピードでコントロールしてください。

音が高いときは、息の太さはそのままに息のスピードを落としてください。

音が低いときは、息の太さはそのままに息のスピードを上げましょう。

こうすることで、口の形を崩して悪い癖を付けずにピッチのコントロールができます。

ハーモニーをきれいに合わせるには

ハーモニーをきれいに聞かせるためにはピッチをぴったしに合わせればいいわけではありません。

ピッチをぴったしに合わせるのは平均律と呼ばれています。

ピアノはその典型例ですね。

ハーモニーをきれいに合わせるには純正律というのを理解する必要があります。

その純正律の音が出せる楽器がハーモニーディレクターという電子楽器ですね。

吹奏楽部なら持っていないバンドはほぼないといえます。

ハーモニーディレクターを使うのが一番わかりやすいと思いますのでぜひためしてみてください。

平均律で「ドミソ」のハーモニーを弾きます。

そうすると、音がうねって聞こえます。

でも、純正律にして「ドミソ」のハーモニーを弾くと、ぴったりはまるんです。

これが楽器同士で作るハーモニーの中でも起こっているんです。

だから、ピッチを合わせるだけではダメなんです。

「ドミソ」のハーモニーでは、「ド」が1音「ソ」が5音「ミ」が3音です。

1音は基準なのでピッ足し音程を合わせます。

5音はやや高めに、3音はやや低めに合わせます。

そうすることで、純正律のハーモニーになります。

大事なのは、チューナーで合わせるのではなく、耳で聞きながら合わせることです。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「組織を固める・組織を作る」

応援してくれる人がいないと成り立たない
吹奏楽にはどうしてもお金がかかります。

それは楽器を購入するだけでも大変な金額になる上に、楽器の手入れ用具や木管楽器のリードなどの消耗品、おまけにどうしてもほかの部活よりも人数が多いですから移動にもお金がかかります。

高校だと私立高校と公立高校で、お金の力の差がもろに出ますね。

お金の面で応援してくれるバックがいるバンドはやはりコンクールで強いです。

お金のためだけにとは言いませんが、そういうバック組織を作っておきたいものです。

やっぱり、いい楽器はいい音が出ます。

そのいい楽器は本当に高いんですよね。

応援してくれる人がいるというのは生徒の自信にもつながります。

応援してくれる人がいる、バンドのファンがいるというのはとても心強いです。

また、私たちのバンドはたくさんの人に応援されているのだから、これのお礼を返すための頑張ろうという気持ちが生まれてくるものです。

そういった応援が重なり合うことで、生徒の成長を早めることにつながります。

それに音楽は聞いてくれる人がいないと成り立たないものです。
お客さんがいないと演奏する意味がなくなります。
音楽を成り立たせるためにもお客さんは必要です。
つまり、応援してくれる人が必要なわけです。

強い組織をどこに作るか

もちろん当たり前ですがバンドは強い組織でなければいけません。

些細なことで簡単に崩れてしまうようなバンドではいけません。

バンドの応援組織で一番頼りになるのは何といっても保護者会でしょう。

不思議なことなんですが、強いバンドの多くは保護者会の力がすごいところが多いんです。

保護者会は学校バンドであればどこでもあるでしょうが、活動的なバンドはあまり多くないかもしれません。

それではよくありません。

保護者の応援は確かな力になります。

そして、もうひとつの強い応援組織はバンドの先輩方です。

バンドを卒業したものにとっても後輩の活躍は気になりますし、後輩が好成績を残せばとてもうれしいです。

もし今、OB会などと呼ばれる組織がないバンドは先輩を寄せ集めて何としても作ってください。

今あるのならもっと活発に活動させてください。

特に生徒の目に見えるような形の活動が理想的です。

こうやって応援してくれる人は多ければ多いほどいいです。

見えないところで応援している状態が本当はステキなのかもしれません。

しかし、それでは気が付けない生徒が少なからずいます。

たくさんの人に応援されていると自信を持てる環境を整えることが効率よく「生徒を伸ばすことになります。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「地域に愛されるバンドになる」

音楽はお客さんがいないと成り立たない
中学校や高校の吹奏楽部はOBの人や保護者さんはある程度興味を持って応援してくれるでしょう。

前回の記事に書いたような組織作りもそれなりに協力してもらえることは見込めます。

「吹」いて「奏」でて「楽」しむ「吹奏楽」、「音」を「楽」しむ「音楽」をするわけです。

芸術というのはお客さんがいて、批評してもらうことでさらに良いものを作るのにつながります。

芸術の中でも音楽というのは、お客さんの反応を直接肌で感じられるのがいいところです。

例えば、美術作品を作って展示会に出してもお客さんがどういう風に評価してくれているのかを常につかむことはできません。

もちろん、お客さんにどう思いましたかなんて質問をすれば別ですよ。

しかし、音楽はステージで演奏をすればお客さんが楽しめているのか、お客さんが飽きているのか、お客さんが感動しているのか、などお客さんの反応を直接感じることができるんです。

ということは、お客さんがたくさん入ってくれるようなバンドにならないといけませんね。

OBの人や吹奏楽に関わってきた人の声は大きな参考になります。

ずっとバンドの成長を見守ってくれている保護者さんも経験はなくても、いい意見をもらえるでしょう。

しかし、これでは内輪だけのつまらない音楽になってしまいます。

本当の意味での「音楽」にするにはどうしたらいいのでしょう。

学校周辺地域にファンを増やす

学校があればその周りに地域のコミュニティーがあるでしょう。

それを生かして、地域にファンを作り地域に愛されるバンドを作りましょう。

地域で行われるお祭りや、福祉施設などでの訪問演奏活動を積極的に行いましょう。

何事も同じでしょうが、もちろん最初はお客さんが少ないでしょう。

吹奏楽に関わってこなかった人はなかなかお客さんになりにくいものです。

じっくりと耐えながらも、お客さんの反応をしっかりと感じてください。

どういうパフォーマンスをすればお客さんが喜ぶのか、どういうパフォーマンスをすればお客さんの受けが悪いのか、これは場数を踏むしかありません。

こうやって、お客さんが喜んでくれるパフォーマンスを重ねると口コミでお客さんは増えていきます。

そうすればまた口コミでお客さんが増えるよい連鎖になります。

お客さんが増えれば、増えるだけたくさんの反応をもらえますし、それを意識することで表現力もついていきます。

そうやって地域を巻き込みながらステージを作っていくことで地域に愛されるバンドになっていきましょう。

地域に愛されるバンドになり、場数を踏む数が増えることで確実に強いバンドになれます。

お客さんの需要をつかむ

地域に愛されるバンドになるためには、来場してくれたお客さんに喜んでもらう必要があります。

そのためにはお客さんが何を求めているのかをつかまないといけません。

もちろん演奏会によって客層は変わります。

それに合わせた選曲はとても重要です。

まず、選曲の際に判断するところはお客さんの吹奏楽への興味の度合いです。

学生時代に吹奏楽に関わっていたなどで吹奏楽への興味が強いお客さんがメインの演奏会の場合は、吹奏楽の楽曲を選ぶべきでしょう。

「アルメニアンダンス」だったり「ダッタン人の踊り」だったりがあげられますね。

反対に吹奏楽に興味が薄いお客さんが少ないときには吹奏楽以外の楽曲を選びましょう。

こういう場合に吹奏楽の楽曲を演奏するとほぼ確実にお客さんは寝てしまいます。

お客さんが寝ようと思わない曲、これはお客さんの年齢層を見ながら考えましょう。

高齢者が多い場合は、演歌は外せません。

演歌が一曲あるかないかで、お客さんの反応は大きく変わりますよ。

高齢者の場合、確実に盛り上がるのは「上を向いて歩こう」です。

中高年の方が多いという場合は、ピンクレディやおニャン子クラブや少年隊などのアイドル、少し年齢が高めだと氷川きよしなどが盛り上がります。

若者が多い場合は、最近のヒット曲がいいですね。

実は意外なのは幼児です。

幼児はどんな曲を望んでいると思いますか?

実は童謡ではないんですよ。

アニメソングは喜ばれます。

その他にも、きゃりーぱみゅぱみゅだったりAKBだったりと幼児は結構テレビを見ているんですね。

吹奏楽に興味のないお客さんを満足させるポイント

吹奏楽が好きで吹奏楽の楽曲を聞きたいって人の割合はどちらかといえば低いです。

ほぼコンクールの時くらいしかないですよね。

特にお祭りなどのイベントでは、多くのお客さんは吹奏楽事態には興味がないけどたまたま見ているという人が多いんです。

奏者としてはやはりお客さんですから音楽で満足してもらいたいわけです。

そういうお客さんが多いと見込まれるときは、誰もが口ずさめるような曲を選びましょう。

さっきも出しました「上を向いて歩こう」や「世界に一つだけの花」などがあげられますね。

奏者のなかで歌を歌うのがうまい子を選んで、マイクを持って歌い、一緒に歌いましょうという形にすればさらに満足度は増えます。

お客さんの立場に立って、お客さんをどうやったら喜ばせられるかを考えることが大事ですし、そうすることで相手の立場で物事を考えられる人間へと成長もできます。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「お客さんが喜ぶパフォーマンスを身に着ける」

楽器紹介だって方法はたくさんある
地域で開かれる祭りに招待されたり、保育所や老人ホームなどの福祉施設で訪問演奏をしたりするときに楽器紹介をすることがありますよね。

曲と曲の間の箸休めだと粗末に扱っては絶対にいけません。

お客さんから見えるところに出て、見えないところに下がるまでがステージの演出です。

そこまでの間はずっとお客さんの注目を集め続け、お客さんに喜んでもらえるパフォーマンスを続ける必要があります。

楽器紹介だってただただ楽器の名前を言って、ただただ楽器を吹くだけのつまらない演出はよくありません。

そんなワンパターンなものはお客さんが飽きてしまいます。

お客さんの年齢層を考えながら、お客さんが喜ぶ演出を考えましょう。

お客さんの年齢層が低い場合は、触ってみたい、音を鳴らしてみたいという人が多いです。

奏者としてはそんなことはさせたくないわけで、楽器が壊れた時に困りますからそれは避けます。

年齢層が低い場合は、楽器と背比べなどがおすすめです。

反対に年齢層が高い場合は、その楽器の特徴の部分をよく見たいという声が多いです。

ですので、楽器を持って近くを歩くのが効果的です。

バンドの十八番を持つ

皆さんのバンドには十八番といえる曲がありますか?

演奏会では必ずやるような曲、バンドの十八番の曲を持ちましょう。

伝統というものは継続していかないと続きません。

伝統を作るのは大変なことなんです。

崩すのは一瞬なんですがね。

伝統の十八番の曲を持ち、それを聞くために来たというお客さんを作っていきましょう。

具体例を挙げるとすれば淀川工業高校の「アルメニアンダンス」だったり、出雲市立平田中学校の「プレリュード」だったりがありますね。

十八番を持ち、十八番のためにくるお客さんが固まってくると、演奏会来てくださりさらにリピーターになってくださるお客さんが増えていくんです。

そういった方が、バンドのファンとして強い応援団になっていきます。

曲名を紹介して、「待ってました!!!」という空気が作れるようになれれば最高ですね。

そうなるためには継続あるのみです。

お客さんを喜ばせるパフォーマンスをするためには、「ステージの顔」に変身できるかが大切です。

ステージに立つ人一人一人が役者になってください。

声が通らないのは論外です。

お客さんに喜んでもらう、満足してもらうという気持ちをいちばんに演出を考えてください。

お客さんを喜ばせるためには演奏の技術の必要なわけですから、楽器の練習を忘れないでくださいね。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「審査員の講評を正しく生かすには」

表現は指揮者の評価、技術は奏者の評価
吹奏楽コンクールは全国大会を残すばかりになりましたね。

吹奏楽のもう一つの大きな大会である管楽合奏コンテストもそろそろ結果発表が近づきます。

コンクールやコンテストなどの大会に出ると必ずもらえるのが審査員の講評です。

この審査員の講評を練習に生かせていますか?

何が原因で勝てたのか、何が原因で負けたのかを知るためには講評を読むことは重要です。

負けを思い出したくないからと読まなければ次の成長はありませんよ。

まず、評価の欄を見ると「表現」と「技術」の欄に分かれています。

「表現」というのは指揮者がどれだけ曲を理解し表現をしているかです。

「技術」は奏者がどれだけ指揮者にこたえられているかです。

吹奏楽の評価は「A・B・C・D・E」の五段階評価です。

「A」のほうが高評価「E」は低評価です。

審査員の評価が「表現B」「技術A」となった場合は指揮者に大きな責任が、反対に「表現A」「技術B」となった場合は奏者に大きな責任があると理解しましょう。

もちろんどっちのせいだと責任の押し付け合いは無意味ですのでよくありません。

結果が決まった後の5段階評価はあくまでも目安くらいに思ってください。

個人の主観なのか、総意なのかを判断する

審査員の講評でいちばん大事なのはコメント欄です。

ほとんどの審査員は講評のコメントをたくさん書いてくれます。

良かったところも悪かったところもたくさん書いてもらえるでしょう。

講評を読むと、審査員Pと審査員Qで内容が矛盾するということがよくあるんです。

そうなると困りますよね。

講評のコメントの正しい見方を書いていきます。

審査員も人間です。

それぞれによいと思う音楽、あまり好みではない音楽があることでしょう。

たまたまその審査員の好みの音楽ではなかったから低評価になってしまったというのはよくある話です。

その個人の主観に振り回されるのが音楽の大会なわけですが、そうはいっても、審査員の好き嫌いに関係なく良いと感じるところ、悪いと感じるところはあります。

そういうところは複数の審査員が指摘していることがほとんどです。

ということは、講評をどう見ればいいかもうわかりますね。

審査員の講評を並べて、同じことを指摘されているところを探しましょう。

そこが総合的に見てよいところ、または足りないところです。

このようにして講評を見て、必要な力を的確に身につけましょう。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「リズム感・テンポ感をつかむ方法」

ウラ拍を感じるのは難しいですよね
吹奏楽をやっているとテンポを感じてとかリズム感だとか言われますよね。

鈍い奏者にとってこれはとても苦しいんですよね。

よく「ウラ拍」を感じてとアドバイスを受けますよね。

そもそも、ウラ拍とは何でしょうか?

「1.2.3.4」「1.2.3.4」と4拍子が進んでいきますね。

上の「1.2.3.4」で言うと「.」の部分のことをウラ拍といいます。

反対に数字の部分のことは「オモテ拍」といいます。

ウラ拍を数えるときは「1ト2ト3ト4ト」と取ります。

頭の中でこういう風に数えて、テンポを取ります。

ウラ拍を感じるのは難しいですよね。

できる人は言われなくても感じられるんです。

筆者もだいぶ苦しみました。

できないことを言い訳するとすれば典型的な古い日本人だからであるといえます。

伝統的に日本に伝わる音楽は、オモテ拍で拍子を取ります。

ウラ拍はタメの部分ですので厳密に感じる必要がないんです。

だから、特にお年寄りに多いんですが、なかなかウラ拍をつかめないんですね。

しかし、グローバル化された現代にそんな言い訳は通用しません。

吹奏楽をするのならばできないと困ります。

どうしたらいいのでしょう。

とりあえずは無理にウラを感じず、オモテを正確に感じる

ウラ拍を感じようと一生懸命になるとどうしてもオモテ拍までずれてしまいがちになりますよね。

そうなるともう最悪です。

最低限、合奏の中でずれないようにするためにオモテ拍を正確に取り続けられるようにしましょう。

もちろんここから成長していかないとだめですよ。

テンポ感を身に着けるためにはやはり繰り返し練習が必要になります。

ここで必要になるのはメトロノームです。

テンポ感を身に着けるこの練習をするときは、できる限りチューナー付属のメトロノームではなく、きちんとしたメトロノームでテンポが正確かつ一定のものを使ってください。

最悪、電子のものでも構いませんが針が見えるものを用意してください。

メトロノームには振子になった針が付いていますよね。

ウラ拍はその針がちょうど天辺を通ったところにあたります。

針が天辺を通ったときに「ト」を頭の中でカウントしながら練習してください。

ロングトーンをするときもそうですし、曲の練習をするときもそうです。

「ト」を頭の中でカウントすることを意識し続けることで自然とウラ拍を感じられるようになっていきます。

大事なのはうまくいかないからといって途中でやめないことです。

続けていけば必ず身に付きますから、あきらめず継続してください。

効率よく伸ばす吹奏楽練習法「基礎合奏のメニューの組み方」

基礎合奏を行う意味とは
個人での基礎練習はもちろん毎日やっていますよね。

基礎がなっていないと曲は吹けませんから当然のことです。

基礎練習は個人でやればいいのではないかと思いませんか?

まずは基礎合奏の意味を解説していきます。

基礎合奏を行う一番の意味は自分やっている基礎練習が正しいかの確認です。

基礎合奏はみんなで同じことをしますから、必ず揃うものです。

みんなと合わないということは基礎練習のどこかに問題があって基礎が身についていないということになります。

学生バンドはプロではありませんから、間違った練習をしてしまうこともあるでしょう。

そういったことを確認できるのが基礎合奏です。

また全体のレベルをそろえる意味もあります。

全体で基礎練習をすると自分たちのパートはほかのパートに比べてどこが足りないというのがつかめます。

そこを改めて次の基礎合奏に参加してまた改善させていきます。

この繰り返しです。

つまり、基礎合奏は常にアンテナを張っていないといけないということです。

個人の基礎練習でもそうですが、頭を使わない基礎練習は何にも意味がありません。

バンドに何が足りないのかを考える

基礎合奏のメニューを組むのはどうしたらいいのでしょうか。

これは教則本にあるものをそのままやってもいいです。

何を意識するのかを全体で共有してやればそれだけでも効果があります。

しかし、さらなる効果を求めるときは教則本の通りではいけません。

教則本をベースにして、効果が出るように作り替えていきましょう。

例えば、音のなりが悪いなと思ったら8拍のロングトーンを4拍でやります。

息を全然使えていないなと思ったら、16拍に変えてみます。

このようにバンドの今の状況に合わせて調整していきます。

それをやりすぎると本来の基礎練習の意味を忘れがちになりますので注意してください。

そうなってしまえば本末転倒です。

有名どころの教則本はどれも書いてあることの「意味」は同じです。

つまり、教則本に書いてある「意味」が抜けてしまうのは絶対によくありません。

・ブレス練習

・ロングトーン

・ハーモニー

・コラール

これがメジャーな教則本の大まかな流れです。

これの意味を考えて、その意味が最大限に発揮されるバンドにあったメニューを自分たちで作るのが一番の理想です。

もちろん、指揮者がこれに沿って考えてもいいですね。

これは個人の基礎練習でもパートの基礎練習でも同じことです。

いちばん意味のある基礎練習を考えてください。

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