初心者の一輪車の乗り方のコツと選び方

初心者の一輪車の乗り方のコツと選び方

一輪車の選び方と一輪車の練習方法の基礎編とは?
「一輪車」と聞くと皆さんはどのようなイメージを浮かべるでしょうか。

小学校に必ずといっていいほど置いてあった一輪車ですが、乗りこなしていた人は少ないかと思います。

そのため一輪車を乗りこなしている人を見ると「こんなこと自分には無理だよなぁ」と考えていた人も多いのではないでしょうか。

そんな「自分には無理」だと思い込んでいる一輪車を乗りこなすためのちょっとしたテクニックをお伝えします。

■一輪車とは
本題に入る前に改めて一輪車とはどういうものなのかを説明したいと思います。
「一輪車」とは車輪がひとつしかない持たない自転車のことで主にスポーツや曲技に使われます。

英語のユニサイクル(Unicycle)から略称は「ユニ」、一輪車に乗ることをユニサイクリング(Unicycling)、一輪車に乗る人のことはユニサイクリスト(Unicyclist)と呼ばれています。
一般にはハンドルもブレーキもないので、前進も後退も方向変換もすべて乗り手がペダルを回す方向を変えたり体を傾けることによって行います。

多くの小学校にも教具として導入されており、大会等も開かれてています。
また、日本の道路交通法では「自転車」の車輪を二輪以上と定義しているので、法的には自転車の扱いは受けません。

ただし、日本工業規格では特殊自転車として扱いを受けています。

■一輪車の選び方
それでは、本題に入りたいと思います。
一輪車はスポーツショップだけでなく、ホームセンターやおもちゃ売り場等いろいろな場所で販売されています。
一輪車を選ぶ際に重要なポイントとして「自分にあった一輪車かどうか」があります。
身長に合っていない低すぎる一輪車は練習の成果が思うように上がりません。

また、高すぎる一輪車も乗りこなしづらいものです。
目安としては幼稚園~小学校低学年まではタイヤサイズが14~18のものを、小学校高学年ではタイヤサイズ20~22、中学生以上でタイヤサイズ22~24といったところです。
上記のサイズはあくまで目安ですので、身長に合った適切な一輪車を選ぶことが大切です。

適正身長については一輪車の外箱に記載されている場合が多いので併せて参考にしてください。
また、「車輪がスムーズに回るか」というのも重要なポイントのひとつといえます。
一輪車のホークステムを垂直に立てサドルを前後どちらかに1cm程度傾けたときホークが自然に倒れなければなりません。
車輪が重くて回りにくいものも販売されていますが、乗りこなすのは困難です。
以上の点を踏まえて自分に合った一輪車を選んでみてください。

次回は基本的な練習法について紹介します。

一輪車の練習(基礎編)

一輪車に乗るのは難しいと思われるかもしれませんが、コツさえつかむことができたら案外すいすい進むのも一輪車の特徴です。
しかし、その「コツ」をつかむのが難しいと思われている方も多いのではないでしょうか。
今回はすいすい進むための「コツ」を少し紹介します。

■一輪車に乗る前に

一輪車に乗る前にタイヤの空気圧とサドルの高さをチェックしましょう。
タイヤの空気圧はお好みで・・・と言いたいところですが、初めて乗る場合は少し多めに空気を入れましょう。

乗っているうちに空気少なめの方が乗りやすいと思ったら少し減らしてもかまいませんが、初心者には空気少しだけ多めを推奨します。(筆者は空気少しだけ少なめ派です。)
次にサドルの位置ですが、一輪車を体の前にもってきたときにおへその高さ程度になるように調整しましょう。

これも好きな高さ、嫌いな高さがあると思いますが、一番乗りやすいのは筆者が乗り比べた限りやはりおへその高さだと思います。
また、乗ったときには、ペダルを上下の位置にまで動かしてみましょう。このとき、下のペダルにかけた足が伸びきらないようやや余裕を持たせることも乗りこなすポイントです。

■一輪車に乗ろう

初めは補助者の手か手すりを持ち、「一輪車に乗る」ということから始めます。

乗り方のポイントとしては片方の足をペダルに乗せ、自転車を漕ぎ出す要領で下に踏み込むように一気に乗ります。
次に一輪車に乗ることができたらペダルを水平にし、前方を見るようにしましょう。

一輪車は乗り手の体の傾きなどが重要になってくるので目線は少し先を見るようにし、なるべく水平に体を保つようにします。両手を広げて飛行機のようにするのもありです。
その姿勢ができるようになったら徐々に前に進む練習に入ります。

最初は半回転させることから始め、徐々に一回転、連続回転と増やしていきましょう。

■練習のポイント
一輪車で大切なことは肩の力を抜いてリラックスすることです。

力が入りすぎているとうまく乗ることができません。

また、体を水平に保つのも難しくなってしまいます。

ハンドルもブレーキもない一輪車に初めて乗るときは怖いものですが、まずはリラックスすることから始めましょう。

■一輪車に乗れるようになるまでの時間

一輪車はいきなりできるものではありません。

一輪車の紹介サイト等で「1週間で乗れる」と書いてあるものもありますが、乗れるまでの時間は個人差がかなりあります。

筆者は完全に乗りこなすまでには1年以上かかりました。あせらず、自分のペースでがんばりましょう。
もちろん、練習量等によっては1週間で乗りこなすのも不可能ではないと思います。

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一輪車で起こりうるケガと予防法と乗り方(応用編)です

一輪車に少しずつ慣れてくるとだんだんケガのリスクが高まります。
特に、補助者の手や手すりなどにつかまりながらの練習からつかまるものがないところでも進めるように練習するようになるころが一番ケガをしやすい時期なのではないかと思います。
そんなケガに関する話を今回はしたいと思います。

■一輪車で起こりうるケガとは

一輪車で起こりうるケガとして可能性が高いものに骨折や脱臼などがあります。

これは、一輪車から降りる際やバランスを崩した際などに転倒し起こるものです。

初心者はもちろん、上級者でもスピードを出しすぎたり無理な乗り方をすると転倒してしまうことがあるので注意が必要です。

■転倒を防止するためには

先述のとおり、一輪車での転倒はケガに直結しやすいものです。

とはいえ、自転車とは違いハンドルもブレーキもないので転倒しやすいのもまた事実です。

安全に一輪車から降りることができるのであればそれがベストではありますが、なかなかそうはいかない場合もあります。
まず安全な降り方ですが、初心者のうちは補助者の手や手すりなど体を支えられるものにつかまった上で降りるようにします。

補助者に支えてもらう場合は両手を持ってもらうのもいいかもしれません。

体を支えた状態で一輪車から離れるようにします。
次に万が一の場合ですが、その際は無理に一輪車に残ろうとせず一輪車を前か後ろに投げ出す形で一輪車から離れてください。

無理に残ろうとするとバランスを崩してしまいケガの原因になってしまいます。

また、一輪車を投げ出す方向は自分の体がある位置と反対の位置(前のめりになっている場合は後ろに、後ろに転倒しそうなら前に)投げ出すようにします。
また、体を水平に保った上で速過ぎず遅過ぎず決まったペースでこぎ続ければ転倒する確率はかなり減ります。

■ケガをしてしまったら

ケガの種類や程度にもよりますが、一輪車の練習に直接的な影響は出なくても一輪車の練習は一時中断したほうが無難かもしれません。
特に初心者の場合、腕など一輪車の練習に直接関係のない場所のケガでもバランスを崩して転倒する原因になるなど新たなケガを起こす可能性があります。

また、上級者の場合でも新たな曲技などへの挑戦は控えることをおすすめします。

一輪車に乗る以上ケガはつきものですが、ケガをしないように注意をしながら練習に取り組んでくださいね。
次回は一輪車の応用的な乗り方や簡単な曲技を紹介します。

一輪車の乗り方(応用編)

一輪車で前に進めるようになったら応用的な乗り方にも挑戦してみましょう。
ここで紹介するのは、その中でも比較的初心者向けの曲技や乗り方です。

■途中乗り

一輪車を手すりなどのない場所から乗る方法です。
乗り方は手すりがある場合と同じく自転車をこぐ要領で下に踏み込みながら一気に乗りますが、手すりがなくなると一気に難易度が上がります。
一輪車のペダルの位置やどちらの足で踏み込むかなど手すりがある場合ではあまり気にしなかったポイントに目を向ける必要があり、それらの条件がすべてそろわないとなかなか難しいものです。
ペダルの位置はタイヤを回転させるとペダルも連動して動くのでタイヤを転がしながら微調整してください。また、踏み込む足は左右どちらでもかまいませんので自分のやりやすい足で踏み込みましょう。

■バック(後退)

一輪車のペダルを逆回転させ後ろに進む方法です。
「一輪車のペダルを逆回転させ・・・」といかにも簡単に書きましたがこれが意外と難しく、筆者もこのバックの練習中に2回ケガをしています。
後ろが見えない恐怖でペダルが止まってしまいがちですが、ペダルが止まるとタイヤも止まりそのまま転倒してしまうので大変危険です。
練習の際はくれぐれもお気をつけください。

■風車

2人が握手をするように手を握り同じ方向に回ります。
2人でやる場合は握手をするタイミングが合えば比較的簡単に習得できます。3人、4人と増やしていく場合は2人のつないだ手の上に重ねるように手を置き、同じ方向に回ります。また、5人、6人と増やしていきたい場合は風車の羽を増やすのではなく、右手と左手、左手と右手という風に横に広がった状態から風車を作るといいでしょう。
大きな風車はかなり見応えがあります。

■自転車

一輪車に乗った状態でもうひとつ別の一輪車を自分の前に持ち「自転車」のような形を作ることからその名のとおり「自転車」と呼ばれています。
前に持つ一輪車は自分と同じサイズのものか一回り小さいものを選ぶと比較的簡単に習得できます。また、前に持つ一輪車は両手でしっかり支えることも習得への近道です。
なお、片手1つずつ2つの一輪車を持つ「三輪車」という曲技もあります。

■ジャンプ

最後に紹介するのはホッピングの要領でサドルを浮かせジャンプする方法です。
これはかなり難易度が高く、実は筆者も恐怖心のためできたことがありません。
なかなか難しい曲技ではありますが、できたときの感動と驚きは先述の曲技とは比べ物にならないものがあります。
筆者の学生時代にこの「ジャンプ」を連続1000回決めた先輩がいましたが、大半の人が乗れた筆者の周りでもかなり驚きの声があがっていたのを覚えています。

曲技をする際はくれぐれもケガにはお気をつけください。

一輪車の国内、イベント、世界大会について

一輪車にも各種大会・イベント等があります。
ここでは各種大会・イベントに参加するにあたっての注意や豆知識をご紹介します。

■大会・イベントには事前申し込みが必要な場合があります

大会や・イベントは事前申し込みが必要なものが多く、「明日あるから行こう♪」で参加できない場合があります。事前に大会HP等で確認をして申し込みが必要な場合は申し込みをするようにしましょう。
また、参加費を徴収している大会・イベントもあるので、参加費の確認も忘れずに行ってください。
中には飛び込み参加OKの大会・イベントもありますので詳しくは大会HPをチェックしてください。

■大会・イベントには出場資格・条件がある場合があります

年齢制限だけでなく、一輪車等に条件がある場合もあります。
例としては手袋装着義務等や一輪車の形状などです。
条件等のない大会やイベントもありますが、周りの迷惑になる行為やケガの原因になる改造等はしないようにしましょう。

■国際大会について

一輪車の国際大会も世界中で開かれています。
基本的なマナーやルールは国内外問わずありますが、日本国内では許可されている事柄でも国際大会では認められていないなど国際大会ならではの条件や制限もあります。
国際大会ではルールブックに則り行われることが多いので参加前にはルールブックに目を通すようにしましょう。
ルールブックは日本語版も出ており、国際一輪車協会のHP等で閲覧することができます。

参加者全員が気持ちよく大会・イベントを楽しめるようにひとりひとりが心がけてほしいものです。
大会・イベント等で不明な点は各種大会・イベント主催者または記載されているお問い合わせ口までお願いいたします。

以上全5回にわたりお送りいたしました「一輪車」ですが、楽しめていただけましたでしょうか?
一輪車は年齢・性別問わず楽しめるものです。乗りこなせるまでには時間がかかるかもしれませんが、その分乗れるようになったときの達成感は大きいものです。また、平衡感覚や反射神経・集中力を養うことができます。
筆者は完全に乗りこなすまでに数年かかりましたが、自転車同様一度乗れるようになると体が感覚を覚えているので久しぶりに乗っても乗ることができました。
「自分には無理」と思っている方も無理だと思わず、チャレンジしてみてください。
昨日より今日、今日より明日と少しずつ進歩していくのがわかると思います。
しつこいようですが、くれぐれもケガにはご注意ください。
それでは楽しい一輪車ライフを!

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