日本の国や国民の特殊性を認識しましょう

日本の国や国民の特殊性を認識しましょう

日本人の特徴についてはこれまでに多くの識者が優れた書籍を世に出し、中央公論をはじめとする多くの言論雑誌に掲載しています。日本の将来を考えるため、学生が国に貢献するため何を学ぶべきかを考えるため、国民が将来の日本を託するに足る政治家を選ぶため、政治家や官僚が国に貢献するため、これらの書籍や雑誌に書かれた主張を読んで理解するべきです。

それはそれとして、私は本稿で日本国や国民の特徴のエキスを抽出することを試みました。異論もあろうと思いますが、この種の問題のとっかかりになれば幸いです。

1.  国土のすばらしさ

  • 日本文明は世界に仲間のない独立の文明と言われます。すべての現代人のルーツはアフリカ南東部にあるといわれますから、日本人のルーツも例外ではありません。ルーツの地から幾つかの経路で日本列島にたどり着き、定着していく間に独自の文化が形成されていったのでしょう。
  • 氷河期にも列島の地には人が住んでいたでしょうが、13,000年前頃から氷河期が突然終わり、日本海ができていった頃の日本列島人はびっくり仰天したに違いありません。黒潮のおかげで東北地方の北部まで温暖になり、樹木も繁茂し、食料の豊富さから動物も増え、人の生活も恩恵を受けたはずです。
  • 現在の世界にこのように恵まれた地があるでしょうか。人の生活空間にある大河で泳いでいる魚を目視できる川はあるでしょうか。私は雪深い山村で生まれ育ったので、日本のどこに行っても川を見ます。水がきれいで小魚が泳いでいるとほっとします。
  • 黄河、揚子江、インダス川、ライン川、ドナウ川、ナイル川、ミシシッピー河などの川では期待すること自体が無理なことです。日本にはこのような大河は存在できませんが、山地が多く平野の少ない国土のおかげで清流が流れる中小の河川は沢山あります。米もお酒もうまいのは、山地でろ過された清らかな水のおかげです。これを汚してはなりません。
  • 私たち日本人は世界的な視野で日本の良さを学び、それをずっと大切に守っていかねばならないのです。
  • 微妙な四季の移ろいを感じとれますか、路傍の名も知らぬ小さな花の健気さに気づけますか、風に季節の匂いがあることがわかりますか。刺身がたべられますか。清浄さ・清楚さ・素朴さ、いさぎよさなどがかんじとれますか。世界的視野で見れば、これらのことは日本でしか、体験できないのです。

2.  俯(うつむ)きがちな日本人

激しく自己主張しなくてもやっていける国土に住んできたのです。必要以上に相手を攻撃する必要もないのです。

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2.1  強大な攻撃者への対応

図1は日本人と西欧人との1つの違い示すものです。会田雄次氏の「日本人の意識構造」にその紹介があります。

  • 山中で熊に出会ったり、征服者が来航したり、暴漢に襲われたりする場合です。米国政府から対日改善要求を突き付けられる場合もそうです。
  • 日本人は守るべきものを前かがみになって抱きかかえ、攻撃者に対しては背を向けるというのです。これでは攻撃者の意のままに攻撃されかねません。
  • 欧米人は守るべきものを後ろに配し、自らは敢然と攻撃者に対峙すると言います。
  • おなじ「日本人の意識構造」にある話です。日本のミツバチは巣の卵に風を送るのに背を外側にして羽根を震わせるそうですが、外国のミツバチは外向きになって羽根を震わせるそうです。敵の攻撃に備えつつ風を送っているのです。本当なら、日本では人だけでなくミツバチも外敵の攻撃に無防備だと言うことになります。
  • どちらが優れた対処の仕方か、賢いか、強いかは軽々には判断できません。また、仮にどちらかが特に悪いとしても、そのようなやり方をしてきた歴史が古ければ古いほど、簡単には矯正できません。わかったら直せるというものではないからです。

図1 日本人と欧米人との違いのひとつ

2.2  その原因

私見ですが、生活する風土が恵まれていたからではないでしょうか。

  • 里山には木の実が豊富なため多くの小動物が住んでいます。それらを獲物にするほか、木の実などを採集して食べることができます。
  • 山が多いことから中小の河川が沢山あります。それらの川には魚も豊富です。
  • 気候は温暖です。山には木が繁茂します。

3.  自然と一体になる日本人

銅や鉛の鉱山で、水銀汚染や大気汚染で自然や人を壊した苦い記憶がありますが、国土はきれいで沿岸では魚介も豊富です。欧米の金融資本家の真似をしない限りは自然を大切にするでしょう。

3.1  日本人と西欧人の自然観のちがい

  • 旧約聖書の創世記には神が人に自然も動植物も支配することを認める記述があります。西欧の考え方では自然は支配の対象のようです。自然だけではありません。支配の対象はさらに拡大して、異国の社会、異民族、異文化、異なる宗教を信ずる人々も支配の対象にしてしまいます。
  • 大航海時代にスペインやポルトガルが中南米で行なった征服活動が如実にその考えを示しています。
  • 日本人は自然を征服の対象とはみなしません。自分を自然の一部とみなし、自然の中に溶け込み、自然と一体になります。
  • 図2は日本人と西欧人の自然観の誓いを示しています。

図2 自然観の違い

3.2  理性的と感性的

  • 支配するために西欧人は対象について解析的に学ばねばなりません。対象を構成する最小構成要素、要素の結合の仕方などに分解して理解しようとします。他方、日本人は対象の内部に深くこだわることをせずに、対象をあるがままに理解しようとします。
  • 日本人は、山や岩や木にも神が宿ると考えます。
  • 獲れた魚、採れた果実や木の実、獲れた動物に感謝します。
  • 明確な四季の移り変わりがあります。
    • 風景、風向、温度、木々、木の実、草花、空気、動物、昆虫などが四季に応じて変化します。
    • 人々は四季の変化に繊細に反応します。

4.  人間関係

社会における人間関係には、3に示したように日本人と欧米人では大きな差があります。

4.1  日本人の行動

日本人は次のように行動します。家庭でも会社でも同じです。3に社会生活における日本人と西欧人との違いを示しました。

  • 空気を読み、何をしなければならず、何はしてならないかを判断します。
  • 出しゃばりません。自己を抑制します。
  • 相手に合わせます。相手が望むようにします。
    • 何を望んでいるか、何を期待しているかがわからねばなりません。
  • 気配りをします。
  • 人格における恥を重く受けます。
  • 声高に相手を責めることはしません。わかるはずだと思うからです。
  • 信義・礼節を重んじます。

4.2  西欧人の行動

  • 何事についても自己を主張します。しない者は、意欲がない、興味・関心がないものとみなされるからです。
  • 自分が悪かった場合でも、悪かったと素直には認めません。
  • 攻撃的です。弱みを見せたらぐいぐい突いてきます。

図3 社会生活での総意

5.  まとめ

本稿では、西欧人の見方からすると致命的な欠点をもつ日本人の特性について考察しました。自然に恵まれない彼らからすれば欠点なのでしょう。むしろ、人類の未来の望ましい方向を日本人が示しているとして、日本人は自信を持つべきです。隣国の韓国や中国の日本に対する狭量な態度は、恥部のひとつとして人類の歴史に残るでしょう。

  • 日本は海でユーラシア大陸から切り離されており、簡単に渡来することができませんでした。そのうえ、気候が温暖で、四季の移り変わりがはっきりして変化に富み、山には木々が繁茂し、自然の恵みは豊かでした。そこに住む人々はその自然に感謝し、そのような文明を育ててきました。世界に似た文明がある筈がありません。日本が世界に誇るべき人類の財産なのです。
  • 近年、日本の素晴らしい国土の姿を理解すると共に、自然に親しむ人たちが減ってきました。これは日本の危機です。小中学生までの子どもたちを、積極的に自然に親しませるために、国のお金を使って欲しいと思います。
  • 本稿では、欧米諸国、欧米人という表現をしましたが、気質や文化の本質で言えば、隣国の韓半島の国、中国、モンゴルを含むユーラシア大陸はすべて同じと考えてよいと思うべきでしょう。外見は日本人に似ていますが、気質は全く違います。これらの隣国との付き合う場合は注意が必要です。考え方が西欧化されていないだけに交際はとても厄介になります。
  • 日本の国土の優れている点を守り、維持するためには、国民は決然と戦うべきです。
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