中国の老後の年金制度と健康保険の仕組みは?何歳で受給されるのか?

中国の老後の年金制度と健康保険の仕組みは?何歳で受給されるのか?

中国の社会保障の現状について

世界の人口ランキングで堂々1位の中国ですが、その国の社会保障制度はどのようなものがあるかというと、下記の5つで成り立っています。

■年金(養老保険)

■医療保険

■雇用保険(失業保険)

■労災保険(工傷保険)

■育児保険

中国はこの30年間で経済が非常に発展してきましたが、その反面、これらの社会保障制度はまだまだ未熟だと言われています。都市部と農村部での格差も激しく、農村では社会保障制度を受けられていない人が数多くみられるようです。

農村の人々は、社会保障を受けていたとしても、農村用の低いレベルの補償内容を受けているのが現状のようです。

このような人々が、もっと良い社会保障を受けたいと思い都市部へ移り住もうとしても、戸籍管理制度が導入されているので、簡単には都市部へ移り住めないような状況になっています。

また貧しい農村地域の人は、戸籍自体も持っていない人が存在しており、このような人は低いレベルの社会保障さえも受けることができません。

戸籍を持っていない理由は、2015年まで長く続いてきた1人っ子政策の影響です。中国では人口が増え続けることを防ぐ為に、2人目以降がうまれると重い罰金の支払いを課す等のペナルティーがあったのでした。

しかし農村では人手が必要だった為、2人目以降も生むことが多かったです。その結果出生自体を隠す家が多く、その子供たちは戸籍を持っていないのです。

本記事では、5つの社会制度の中の特に下記について見ていきたいと思います。

★年金(養老保険)

★医療保険

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中国の年金制度の仕組みは?

マーサーの「2017年度グローバル年金指数ランキング」によると、30か国中、中国は26位でした。因みに日本は29位でした。。

2016年は27か国中、中国は23位・日本は26位でした。2015年は25か国中、中国は22位・日本は23位でした。

日本でも将来年金制度は崩壊すると言われていますが、中国でも2030年には崩壊すると言われています。日本と同じように高齢化が進んでいることも理由の一つです。高齢化は一人っ子政策の影響が主です。

それでは、中国の年金と日本の年金の違いについて見ていきましょう。

【日本】

自身で年金として「厚生年金」又は「国民年金」として支払った分は、本人が受給できる年齢になるまで確保されて支給されるのではなく、現在の年金受給対象者への資金源になります。

現在年金の受給年齢に達していない人が、実際に年金を受給できる年齢になると、年金をもらいはじめますが、そのお金はその時代の若者が払っている分を資金源にしています。

これは、いわゆる「世代間扶助」と呼ばれるものです。

今後高齢化が更に進み、このサイクルが機能できなくなると言われています。

【中国】

年金として徴収されるもののうち、1部は自分が支給できる年齢になった際にもらえるもの(個人拠出)として積み立てられ、残りは社会プール(社会拠出)に割り当てられます。

中国の年金の受給資格とは?

中国の、年金の受給条件及び受給開始年齢は下記の通りです。

【受給条件】

15年以上、年金を支払っている

【受給開始年齢】

■男性:60歳

■女性

・専門職…55歳

・その他…50歳

※但し、危険業務従事者は下記の通りです。

■男性…55歳

■女性…45歳

中国の医療保険制度の仕組みは?

日本では健康保険料を雇用主と本人とで約半分ずつ負担しあっています。

しかし中国での負担の割合は、下記のようになっております。

■雇用主…10%

■本人…2%

※これらは、給与とは別の本人の医療用口座に振り込まれます。

また、中国では健康保険適用される病院が自治体ごとに3個の病院と限定されています。2つの公立病院と、1つの中央病院です。

もし他の病院を受診する場合は、全額自己負担です。日本では健康保険証を忘れたりした際に全額支払った健康保険料を、後日返金申請ができますが、中国では健康保険適用対象外の病院にかかると完全に自腹です。

健康保険適用される病院も、誰もが一旦全額自腹で全額を支払います。後日申請して返金というスタイルです。

外国人旅行者は全く健康保険が適用されないので、完全に自腹になりますので、中国で病院にかかる際は要注意ですね。

中国では、病院や医者にランクがつけられているようで、それにより料金も変わってきます。また、医者を指名すると指名料も発生するのです。

日本では「高額医療費制度」というものがあり、重病でも患者の負担額の上限などが決められていますよね。

しかし中国ではそのような制度が無い為、重病患者は富裕層でないと医療をうけることができないような状況になっています。中国は貧富の差が激しいと言われていますが、医療に関しても差がついているのです。

余談ですが、中国では病院でも順番がなかなか守られないようです。中国人が、行列の順番を無視して割り込む姿は日本でも時々目撃されていますが、病院でもこの状況だというのはさすがです。

このようなお国柄なので、病院も診療費の取りっぱぐれが無いように、一旦患者に全額支払いをさせるのかもしれませんね。

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