台湾は地震が多いが活火山は多いのか?場所は?

台湾は地震が多いが活火山は多いのか?場所は?

ここ最近、日本では新燃岳(鹿児島県と宮崎県の県境)の噴火によって、「大地震の予兆では無いか」と騒がれています。実際に、東日本大震災の際にも、その数ヶ月前に新燃岳が噴火していたことなどからこのような噂になっていますが、地震と活火山の活動には因果関係があることは事実です。では、2月にマグニチュード6の地震が起きた台湾ではどうなのでしょうか。台湾も日本と同じく地震の多い国の1つですが、台湾にも活火山が存在し、噴火活動のある地域が存在するのでしょうか。今回は台湾の地震と活火山について紹介しようと思います。

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台湾での地震の頻度

まず、台湾での地震の頻度を見てみましょう。過去20年間での台湾での大きな地震は、1999年9月21日に発生した921地震を皮切りに、2018年2月6日の2018年台湾東部地震まで、合計6回もの大地震が起きています。これだけを見ると、過去20年間では日本と同じ頻度で大地震が起きている国であると言ってもいいと思います。さらに大地震とまではいかなくても、台湾では東海岸を中心に震度3〜4の地震が定期的に発生しています。このことからも台湾が地震大国の1つであると言ってもいいと思います。

台湾の地震の原因は何なのか

台湾は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートという大きな2つのプレートが真下にある国です。このことは以前から知られてはいましたが、東京大学地震研究所の調査で、この2つのプレートが年に8センチのスピードで衝突しているということがわかったのは2016年の台湾南部地震の時でした。この2つのプレートの衝突により台湾では小規模な地震が頻発し、時として大地震を引き起こしていると言われています。また、このプレートの境界は非常に複雑に入り組んでいるため、そのことも地震頻度が高い理由にもなっています。台湾ではこのプレートとその周辺の海溝群によって引き起こされる地震が多いのです。

火山活動と地震の関係

日本では非常に多くの活火山が存在し、鹿児島県の桜島では毎日のように噴火が発生しているほどです。また、桜島以外では阿蘇山(熊本県)、霧島連山(鹿児島県と宮崎県)のように時たま噴火する火山も多く存在します。主に九州の南部に存在する活火山の噴火がよく取り上げられますが、実はこの火山帯は九州の下(屋久島などの鹿児島県の離島)から阿蘇山まで同じ火山帯に属しており、これらの火山の噴火はそれぞれに関係性があるとも言われています。

では、冒頭で紹介したように、「新燃岳で噴火が起きた直後に東日本大震災が起きた」というのはどうでしょうか。確かに、火山活動によって自信が引き起こされ、時として大きな揺れを観測することもありますが、それはあくまでもその火山の周辺でのことです。新燃岳は九州の南部に位置し、東日本大震災とは場所が離れすぎていますので、直接の因果があるとは言いにくいです。しかし、日本列島の下には大きなプレートが存在し、距離が離れているとは言え九州南部の活火山と東日本もそのプレートを通して繋がっているとも言えます。そのことから、火山活動によって、プレートに何かしらの刺激を与えたことにより、プレートが直接の原因となって火山とは遠く離れた場所で大地震が起きるということは考えられそうです。

このように、直接の引き金が火山活動による地震というのは少ないものの、元をたどれば火山の活動によってプレートに刺激を与え地震が発生するということはありうるので、火山活動と地震には因果関係があると言えます。

台湾に活火山は存在するのか

ここまで、台湾での地震と日本の活火山と地震の関係について説明してきましたが、それでは台湾に活火山は存在するのでしょうか。答えは、「存在します」。台湾にも実は活火山が存在し、先ほど説明したように台湾の地下には大きなプレートが入り組んで存在していることなどを考えると日本と非常に似通っており、地震が発生しやすい環境にあるとは言えます。

では、台湾の活火山は、日本の桜島のように毎日のように噴火を繰り返しているのでしょうか。実は、台湾には「大屯山」という代表的な活火山が存在していますが、最後に噴火したのは5000年ほど前であると言われています。しかし、噴火していないというだけで、大屯山の地下には大きなマグマ溜まりがあり、火山としての活動は目に見えない形で日々行われています。

しかし、大きな噴火がない以上、それが引き金となって大きな地震が起きるということは、台湾ではあまり考えられなく、過去の大地震を見ても今後大屯山の火山活動による大地震が起きるとは言い切れないです。台湾での大地震はやはり前述の通り地下にあるフィリピン海プレートとユーラシアプレートのぶつかりによって引き起こされるものであると言えます。

  1. まとめ

今回は、火山と地震の因果関係から、台湾に活火山があるのか、そしてそれが引き金となり大地震が起きるのかということを考察を交えながら紹介してきました。過去のデータを台湾には活火山は存在し、噴火こそないものの地下には大きなマグマ溜まりがあり、火山としての活動は行なっています。しかし、それが大きな引き金となり大地震が起きることは現在ではないとされています。そして、活火山はあるものの地震に直接の因果がないこと考えると、台湾での地震は活火山によるものではないようですね。しかし、プレートが存在し、それが引き金となり大地震も起きていますので、台湾に旅行などで行かれる際には十分に気をつけてくださいね。

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