徴兵制度がある国は?期間、免除、給料の違いとは!?

今回の注目記事は、徴兵制度がある国は?期間、免除、給料の違いとは!?です

徴兵制度のある国は全世界で64か国

2015年時点で国際連合加盟193か国のうち軍隊を保有する169か国ありますが、その内徴兵制度を採用している国家は64か国です。その中から代表的な国を上げると以下の通りです。

・フィンランド

・ロシア

・イスラエル

・韓国

・北朝鮮

・エジプト

・ブラジル

・メキシコ

・スイス

・中国(志願制と徴兵制の併用)

一方、徴兵制を採用していない代表的な国を挙げると以下のようになります。

・日本

・アメリカ

・ドイツ

・イギリス

・フランス

・イタリア

・カナダ

・オランダ

・オーストラリア

・スペイン

日本をはじめ、かつて西側先進国と呼ばれた国々の大半は徴兵制度を採用していません。徴兵制度を採用していない国々のリストを見ると、比較的GDP(国内総生産)が大きい富裕な国が多くなっています。

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徴兵制の期間、給料について

徴兵制の期間は国によってまちまちです。一番長いのは北朝鮮の10年です。ベトナムは2年です。お隣の韓国では陸軍と海兵隊は2年、海軍は2年2か月、空軍は2年4カ月となっています。韓国では海軍と空軍は志願しない限り配属されないのでほとんどの対象者の徴兵期間は2年です。マレーシアは3ヵ月、シンガポールが半年から1年、シンガポールが2年の徴兵機関となっています。

韓国の場合、徴兵期間に支給される給与(月給)は二等兵が163,000ウォン、除隊前の兵長が216,000ウォンとされています。1ウォンは約101円(2017年10月レート)ですから韓国での徴兵期間の給与は月当たり16,400円~21,800円程度ということになります。徴兵期間は基本的には軍隊の宿舎で寝起きして食事も軍隊の方で出しますから、給与は小遣い程度ということになりますがそれでも非常に低い金額です。

北朝鮮の場合、正式な兵士の月給が日本円で約9円、大佐・中佐でも月給約78円となっています。北朝鮮での4人家族の1か月あたりの平均生活費が約6,500円ですから、北朝鮮の兵士の給与は非常に低いことが分かります。ただし、北朝鮮は徴兵期間が10年ですから、2年で除隊する他の国の徴兵とは事情が多少違ってきます。

各国の徴兵制度の特徴について

ベトナムの徴兵制度は、大学生は免除されているので農家の2男や3男が行くことが多いとされています。女性でも志願すれば参加できます。

北朝鮮の徴兵期間は10年間と他の国に比べて断トツに長くなっています。どの部隊に配置されるかは両親の政治・経済力が大きく影響するとされています。

タイではくじ引きで徴兵に行くか行かないかが決まります。くじで黒を引くと徴兵が免除され、赤を引くと徴兵行きが決まります。赤のくじを引いた瞬間に失神する若者もいるそうです。

マレーシアの場合は徴兵は軍事訓練というよりも社会奉仕活動の意味合いが強くなります。コンピューターで無作為に選定された男女が3か月間共同生活を行い、軍事というよりは社会奉仕をメインに訓練を行います。

シンガポールの場合、徴兵期間は韓国と同じ2年ですが除隊後も40歳になるまで毎年数日~数週間軍事訓練を受けなくてはなりません。

徴兵制の免除について

徴兵制が免除される代表格は女性です。女性はほとんどの徴兵制が実施されている国でその対象外となっていますが、イスラエル、マレーシア、エストリア、北朝鮮、ノルウェーなどでは女性も徴兵制の対象となっています。ベトナムのように志願すれば女性でも徴兵に参加できる国もあります。

お隣の韓国では、大きな怪我を負った前歴、障害、不遇な家庭環境、移民による外国籍取得などの正当な理由があれば、徴兵が免除となります。また、大統領令で定める芸術・体育分野の特技者として文化体育観光部長が推薦する人も徴兵が免除されます。大統領令で定める条件とは「五輪で3位以内、アジア競技大会1位」となっています。

良心的兵役拒否について

ドイツでは2011年まで徴兵制が実施されていましたが、戦争の本質は人殺しですからそれに参加するのは良心が痛むのでどうしても拒否したいという場合には、13か月間の社会福祉活動を行えば、徴兵が免除されました。このように徴兵に代わる社会福祉活動などを行って徴兵を免除されることを良心的兵役拒否といいます。

ヨーロッパで徴兵制を実施している国々の大部分は良心的兵役拒否を制度として定めています。一方、激しい戦闘が行われている地域に属する国々では良心的兵役拒否認めない国が多くなっています。例えば、パレスチナやコンゴなどでは良心的兵役拒否は死刑などの厳罰で処罰されます。

韓国・北朝鮮・トルコでも良心的兵役拒否は認められず、障害などの正当な理由がない限り徴兵を避けることができません。韓国で良心的兵役拒否によって徴兵を忌避した場合には軍刑法などによって3年以下の懲役に処せられます。韓国と北朝鮮では現在休戦はしているものの戦争状態は続いていますし、トルコも絶えず紛争に巻き込まれています。やはり、そういった国々では良心的兵役拒否が認められることは難しいようです。

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