アウディ初の高級EV自動車e-tronとは?

アウディ初の高級EV自動車e-tronとは?

ドイツの自動車メーカーであるアウディがついに、高級EV(Electric Vehicle)が量産車として発売されます。

EVと言えば、アメリカのテスラモーター社が有名ですが、伝統あるドイツ車の潮流を引き継ぐアウディが2018年末にもヨーロッパを中心に量産車を発売することが発表されました。

日本では既に三菱自動車の「i-MiEV」が、日産自動車からは「リーフ」がいずれも既に発売され、一般乗用車として定着しつつあります。

しかし、高級車の分野では未だ日本でも発売されていないこともあり、今回のアウディ社による高級EV車に対する期待は全世界的に高いものになっています。そのEV車は、その名も「e-tron(イートロン)」。

既に2018年春ごろからこの話題が先行して既にご存知の方々も多いと思いますが、実際に量産車として世に出るe-tronとはどのようなEVになるのかをご紹介したいと思います。

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アウディのe-tronはどこで作られる?

さて、話題沸騰中のe-tronですが、アウディ社の発表によれば、ベルギーの首都ブリュッセル(英語名:ブラッセル)のアウディ社工場で生産ラインが完成しているということで、この工場で量産されることになっています。

発表によれば、2016年の夏ごろから製造ラインの改修に入り、ボディショップ、塗装ショップ、組立ラインを段階的かつ徹底的に改築し、e-tronの心臓部分である独自のバッテリーモジュールの生産設備も立ち上げられたということです。この工場では、全てのe-tronの生産に係る従業員が膨大な時間の研修を受け、その製造における正確性と今までにないライン工程などを徹底して習熟しています。

さらに、工場自体がカーボンフリーの工場に認定されており、環境に配慮した工場になっています。一般ガソリン車の製造工場でもこうした取り組みが出遅れる中、アウディ初の量産型EVであるe-tronの製造工場で実現できるとは、アウディ社の並々ならぬ傾注力がうかがい知れます。このCO2ニュートラルな自動車工場は世界で初めてとなる快挙であると経営陣からは自画自賛の声が聞こえています。

また、ベルギーのブリュッセルと言う地理的優位もここにe-tronの製造を行うという意味では、大きな要因になっています。西ヨーロッパ、ロシアを含む東ヨーロッパの全ヨーロッパ市場を睨んでいることは無論の事として、ここには世界有数のブリュッセル港があり、イギリス、アメリカ本土への輸出拠点としても十分機能できる位置にあります。

e-tronの運転試験結果

さて、問題のe-tronの機能については、最もよく言い現わされている、開発担当責任者の方のコメントを借りると、「アウディ e-tronは正真正銘のパイオニアです。

このe-tronは、バーチャルエクステリアミラーをはじめとする革新的テクノロジーを搭載し、優れたハンドリングやダイナミクスといった伝統的なアウディの品質に、従来の自動車の領域を遥かに超えた先進技術を組み合わせています。」と言っています。

電源バッテリーも数多くの形式に対応できるようになっていることも含めて、EVの集大成とも言うべき高級量産車になっています。走行性能ついても、既に全世界のあらゆる過酷な環境下での走行実験を経ていて、全世界中のどこでも走行が可能だと証明されています。公表した実験地には、極寒のスカンジナビア半島のラフロード、灼熱のアフリカ大陸における砂漠、アジアの山岳地帯のアップダウンのきつい悪路、F1レースも行われ事のあるニュルブルクリンクの北コース、中国の大都市の渋滞での耐久性、そして米国のハイウェイでの長距離高速走行など、過酷な環境下において、一切の妥協なしに実地テストを行ったとしています。

また、地面のみならず、温度変化への対応も実験されており、EVにとって命取りになる気温、湿度に対する実験も行われていて、その気温差は―20度C~+40度Cの気温差に耐え走行できることが証明されています。

e-tronの性能

駆動方式は、電動の4WDの「クワトロ」タイプ。バッテリーはリチウムイオン電池を搭載しており、蓄電容量は95kWhと大容量に設定されています。つまり、e-tronは1回の充電での航続距離は、ヨーロッパ仕様の場合、最大で400km以上の性能を示しています。またe-tronは、市販車としては初めて最大150kWで急速充電を行うことが可能になり、およそ30分でフル充電ができるようになりました。

更にモーターが2台設定されており、そのため最大出力も360hp、最大トルク57.2kgmとEVとは思えない数値を叩きだしています。実車走行におきましても、ブーストモードを採用しているため、「Sモード」でアクセルをフルにした場合、マックスで8秒間、モーターパワーもマックスに引き出せることができるようになりました。この時点でのデータによれば、最大出力は408hp、最大トルクは67.7kgmを示すことが証明されています。それにより、0~100km/h加速は5.7秒の性能を実現し、高級車でもよりスポーティフルに仕上がっています。

e-tornの外観

アウディ社の車と言えば、ミサノレッドと呼ばれる独特の赤、フェラーリレッドの赤に次ぐ有名な色調ですが、初回生産モデルにはこのミサノレッドの車体を見せてくれることになっています。

未だにその全容は見ることが出来ていませんが、今までのアウディの歴史を継承しながらもプレミアムセグメントにおいてその優秀性を誇示する意味でもこの色調は必須と言っても過言ではないでしょう。

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