ファーウェイやDJI等世界企業を生む事が出来る中国深セン市の秘密とは!?

今回の注目記事は、ファーウェイやDJI等世界企業を生む事が出来る中国深セン市の秘密とは!?です

今中国の深圳市が熱い!その秘密とは?

ファーウェイという会社を御存意だろうか?正式名称「ファーウェイテクノロジーズ」(中国語表記では「華為技術有限公司」、英名:HUAWEI Technologies Co.,Ltd)は、中国のみならず、日本、アメリカにも進出している通信機器メーカーです。このファーウェイの本拠地が中国深圳市にあります。更にDJIはご存知でしょうか?正式名称もDJI(ディージェイアイ)ですが、中国語表記では「大疆創新科技有限公司」になり、英名ではDa-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltdと記されています。この会社、近年益々その需要の増大が必至とみられる民生用ドローンを開発製造するメーカーなのです。日本にも家電量販店を中心にこのDJIのドローンが発売されていたりします。このDJIの本拠地もまた中国深圳市にあります。こうした中国広東省深圳市の発展の秘密をここでご紹介したいと思います。

(JETRO撮影:深圳市)

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ITの聖地としてのシリコンバレーに次ぐ深圳市

中国広東省深圳市の人口は、概ね1,190万人と大都市になっており、アメリカのシリコンバレーとは趣の異なったIT企業の集積地として今話題を集めています。上に紹介した、「ファーウェイ」「DJI」をはじめ深圳市初のベンチャー企業が続々生まれ始めています。さらに世界的に有名な米国マイクロソフト社やアップル社もその拠点をこの深圳市に構えるまでになりました。日本企業も中小企業を中心にJETRO(日本貿易振興機構)の協力の下、続々とパートナー探しをこの深圳市で行っています。ではこの深圳市がなぜここまで発展したのかの秘密について歴史を追いながらご紹介しましょう。

漁村からの出発

もともと深圳は、黄海に臨む小さな漁村であったのが始まりで、今から40年近く前の1980年(昭和55年)に経済特区として中国政府から正式に指定されたことから、その主だった歴史が表舞台に登場し始めました。さらには1992年、当時中国での最大権力者である鄧小平氏の有名な「南巡講話」で経済開放施策がより一層の加速を見せ始めました。この時、鄧小平氏は「まず富める者から富んでいこう」というスローガンが出されたことでも拍車をかけたと言えるでしょう。

深圳市発展のヒミツ1:香港・マカオの存在

上にご紹介したように、改革開放運動の高まりを見せる中国で、深圳市は香港やマカオの対岸にあるという立地にありました。当時は中国への返還前でもあり、多くの香港企業から加工製品の受託工場が発展しました。当時はまだまだ深圳市での人件費が安く受託業務が増大しました。

深圳市発展のヒミツ2:積極的な外資導入

積極的に外資導入を行い、製造業の発展が加速度的に高まったことが上げられます。

深圳市発展のヒミツ3:積極的なベンチャービジネスの奨励

少し古いデータにはなりますが、2016年における企業の新規登録件数が深圳市の場合、38万6,704社となっており、前年の2015年に比べて30%前後の伸びを示しています。これは、同じ中国の上海市や北京市を抑え込んでの堂々の1位になります。都市人口1人当たりの登録企業数でみますと、深圳市は上海市の2.6倍、北京市の3倍強になります。

深圳市発展のヒミツ4:産学の連携強化

中国でも名門校である精華大学(創立1911年)との産学連携による企業パートナーリサーチを精力的に行っています。この精華大学、現中国のTOP習近平氏も卒業生であるほどの名門校であることから、産学連携パワーが期待されています。実績的には、累計約1,500社に及ぶベンチャー企業支援の実績があります。

深圳市発展のヒミツ5:政府の強力な後押し

中国では各省に大きな自治権を与えている場合があり、深圳市の場合、その所属する広東省政府からも税制優遇や、財政支援等を受けて深圳市での起業をバックアップしています。その為、いわゆる起業家支援施設としてのインキュベーション施設も数多く出現しはじめています。

深圳市発展のヒミツ6:深圳市に立地する企業自身のスピード

経済特区である深圳市に立地する企業のスピード感は他に比べるものが無いという評価を得ています。日本のJETROによれば、「深セン市の最大の強みは、電子部品を中心としたモノづくり工場が集積を背景とした、部品供給力と製品化までのスピード」と公式に発言するほどの強みとして認識されています。つまり、米国のシリコンバレーでは、設計から完成までの期間で1~2年かかるものでも、深圳では3~6ヵ月でできてしまい、その製品価格もものによればシリコンバレーの3分の1で済んでしまう場合もあります。

深圳市発展のヒミツ7:広東流「カネは出すが、口は出さない」政府

中国国内でも北京や上海に比べて、規制が緩やかなことが大きいとも言われます。日本で言う所の「規制緩和」が元々備わっているということが強みのヒミツになっています。

以上、深圳市発展のヒミツを7項目に分けて紹介しましたが、これで全て深圳市が安泰かと言えば決してそうではありません。人件費高騰問題、中国共産党支配下にある中国の問題、秘密漏えいの危惧による最先端技術の入手困難など様々な問題が山積しているのは事実です。そうした中でも現状からここ十数年間はそのままの発展が継続するものと多くのエコノミストたちは予測しています。

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