日本事業拡大する中国オンライン旅行会社シートリップ社とは!?

今回の注目記事は、日本事業拡大する中国オンライン旅行会社シートリップ社とは!?です

中国のOTA企業シートリップ社はどんな会社か?

シートリップ社は、中国のOTA(Online Travel Agency)における最大手企業です。

OTAはインターネット上だけで取引を行う旅行会社のことです。OTAでは、国内外の宿泊や航空券などの手配、宿泊と航空をセットにしたダイナミックパッケージ、顧客と施設が直接契約する宿泊仲介、旅行保険などを取り扱います。

シートリップ社は中国・上海市を拠点とする中国最大、世界でも第2位の規模を誇るOTA企業です。

売上高は約4,500億円、取扱流通総額で9.6兆円(2017年12月期)を計上しています。2017年には旅行サイトTrip.comを買収し、中国以外でのブランドをTrip.comに変更しています。

シートリップ社は2003年米国ナスダック市場に上場して以来、急速に成長をしています。

2015年には中国の大手検索サイト百度(バイドゥ)傘下の旅行サイトQunarを買収し、また2016年には旅行比較サイトSkyscannerの持分を取得するなど、は企業買収や提携も積極的に行っています。

インドの最大手OTAであるMakeMyTripもシートリップス社の主要株主になっており、シートリップス社は今後OTAの需要の大幅な増加が期待できる中国とインドの2大大国において、着実に足元を固めつつあります。

シートリップスの事業規模は、2016年5月時点で、ネット会員数は3億人、正社員数は約30,000人、コールセンター職員は約17,000人、1日の電話件数は約200,000件、スマホからのダウンロード件数は4億回で、アプリからの売上は1日当たり63億円に到達すると言われています。

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シートリップスの最大の強みは提携による在庫共有

シートリップス社は、2009年に台湾最大のオンライン旅行会社であるEzTravelとパートナー提携を行い、2014年から在庫の共有を開始しました。次に、2010年4月からは香港最大のオンライン旅行会社であるWingOnTravelと提携し2015年から在庫の共有を開始しました。

2015年5月には中国第3位のオンライン旅行会社eLongの株式の37.6%を取得、同社との在庫共有を開始しました。2015年10月には中国第2位のオンライン旅行会社Qunar.comの45%の株式を取得し、在庫共有を開始しています。

このようにシートリップス社は世界各国のオンライン旅行会社と在庫共有を行っているために、豊富な在庫を提供できます。従って、宿泊施設の予約を申し込んだ利用者に対して、十分な数の選択メニューを提供することができます。

オンライン旅行会社の業務においては、利用者が満足できる内容の航空券や宿泊先などを適切な料金で提供できることが非常に大切です。その観点からすると、できるだけ多くの有力なオンライン会社と在庫提携を行って豊富な在庫を確保できれば、より上質なサービスが提供できます。

「シートリップジャパン」について

シートリップ社の日本法人は、2014年5月に東京日本橋茅場町に開設されています。シートリップ社は本社のある中国以外の国ではTrip.comのブランドを使用しています。日本でも日本法人の開設当初はシートリップの日本語ウェブサイトとして登場しましたが、2017年11月以降Trip.comへの以降が開始し2018年には移行が完了しています。従って、日本でこの旅行サービスを利用したい場合には、Trip.comで検索します。

さて、シートリップジャパンも積極的な業務提携を行っています。その提携状況は、楽天トラベルのビジネス部門の31%、じゃらんのレジャー部門の31%、るるぶトラベルのレジャー部門の12%、一休.comのラグジュアリー部門の3%となっています。この提携は今後も拡大することが予測されます。

シートリップジャパンは東京以外にも、大坂心斎橋店など国内6か所に営業所を持ちます。2015年には日本旅行業協会(JATA)に正会員として加入しました。この他、ホテル・旅館宿泊券の仕入販売会社「Ctrip International Japan」と航空券の仕入販売会社「Ctrip Air Ticketing Japan」を子会社としています。公益財団法人大阪観光局とも連携契約を締結しています。

訪日中国人観光客のおよそ半数がシートリップ社を利用していると言われています。シートリップスジャパンの積極的な日本での事業展開は、この訪日中国人観光客の増加によるものと推察されます。

シートリップ社と日本のDLGB社が業務提携を開始

2018年6月に中国最大手のオンライン旅行会社シートリップ社と、観光客の空港送迎予約サービス会社である日本のDLGB社の業務提携が発表されました。空港送迎予約サービスは、世界的な巨大な市場を背景に継続的な成長が見込まれる旅行・レジャートラベル産業における新たな専門領域として期待されている分野です。

日本のDLGB社は世界各国において空港送迎を可能とする現地有力サプライヤーとの広範囲なネットワーク「SmartRyde」を構築しており、日本のみならず世界中の旅行者に対してサービスを提供できます。

「SmartRyde」は、世界150か国500以上の都市においてプロライセンス取得・保険に加入している専門ドライバーによる空港送迎予約システムです。厳選されたプロドライバーとのタイアップなので、安心・安全・スムーズなサービスの提供とリーズナブルな料金が期待できます。

シートリップ社と日本のDLGB社が業務提携を行うことで、日本におけるシートリップ社(Trip.com)のサービスがますます利用しやすいものになることが期待できます。

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