2018年国際競争力ランキングとは!?日本の順位は!?

国際競争力ランキングとは何か!?

国際競争力ランキングとは、ダボス会議で有名な世界経済フォーラムが毎年発表する世界140か国・地域の競争力を順位づけしたランキングのことです。2018年版は2018年の10月17日に発表となり、このランキングで日本は昨年より順位を4つ上げて世界第5位となっています。

2018年ランキングの上位10を表示すると次のようになります。

第1位 アメリカ(第2位)

第2位 シンガポール(第3位)

第3位 ドイツ(第5位)

第4位 スイス(第1位)

第5位 日本(第9位)

第6位 オランダ(第4位)

第7位 香港(第6位)

第8位 イギリス(第8位)

第9位 スウェーデン(第7位)

第10位 デンマーク(第12位)

※カッコ内は昨年の順位です。

日本以外では、第1位には10年ぶりにアメリカが返り咲いています。アジアでは金融都市であるシンガポールや香港やといった国(地域)の健闘が目立ちます。ヨーロッパではドイツが第3位、スイスが第5位になっていますが、ドイツと並んでヨーロッパの大国であるイギリスは第8位、フランスは第10位以内にも入らないと、低評価となっています。

アメリカのトランプ政権の強引な政策が影響して貿易摩擦が懸念される中で、今年のランキングでは競争力の評価が見直され、市場の開放性を高く重視するように評価方法が変わりました。その結果、昨年まで9年連続して第1位であったスイスが第4位に後退し、代わりにアメリカが第1位に昇格しました。

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2018年国際競争力ランキングにおける日本の評価

2018年の国際競争力ランキングにおける日本の総合評価は第5位でしたが、分野別では「ヘルス」で第1位、「イノベーション」では第6位と高く評価されています。一方で、「制度」

や「労働市場」などは、前者が第20位で後者が第18位と低い評価となっています。

その他、1人当たりの特許出願数が第1位、「GDPに対する研究費」では第3位にランクインしています。日本はすでに世界からイノベーションの拠点の1つとして認められていますが、今後も成長を続けていくためには、社会全体の持続的な成長を目指す「イノベーションエコシステム」を育成していくことが重要であると指摘されています。

今後の日本の成長にとって重要なのは、アイディア創出から製品を作り、商品化するまでのイノベーション実現のプロセスです。この分野に関するランキングでは、第1位がドイツ、第2位がアメリカ、第3位がスイスですが、日本はまだまだ遅れており、この分野の底上げが今後の課題となります。

世界経済フォーラムとは何か!?

毎年国際競争力ランキングを発表しているのは世界経済フォーラムです。これは、経済、政治、学究、その他の社会におけるリーダーが連携することにより、世界、地域、産業の課題を解決し、政界情勢の改善に取り組む国際機関です。スイスのジュネーブに本部があり、スイスの非営利団体の形態をとっています。

スイスのダボスで開催される年次総会(ダボス会議)がとくに有名です。このダボス会議は約2,500名の知識人、多国籍企業経営者、国際的な政治指導者などトップリーダーが一堂に介して健康や環境等の世界が直面する課題について議論を行う場となります。

世界経済フォーラムは、全世界を対象としたダボス会議のほか、東アジアやラテンアメリカなど6~8の地域会議を開催しています。中国及びアラブ首長国連邦においても別途年次総会を開催しています。また、会議だけでなく、同機関は様々な研究報告書を発表したり、メンバーたちが各業界に関連した活動を行っています。

「国際競争力ランキング」は、世界経済フォーラムが発表する報告書の1つ「国際競争力レポート」の内容の一部です。この他、同フォーラムが発表する報告書には、情報技術体制に基づいた競争力を評価する「グローバル・インフォメ―ション・テクノロジー・レポート」、グローバルなリスクを評価する「グローバル・リスク・レポート」などがあります。

第4次産業革命日本センターについて

今までの世界経済フォーラムの提携拠点はすべてアメリカ国内にありましたが、2017年7月2日に、米国外における初の提携拠点として、日本の経済産業省と一般社団法人アジア・パシフィック・イニチアシブの提携により、第4次産業革命日本センターが日本に設立されました。

現在では、自動車運転、人工知能、データ集約型の高性能医療システムなど、新しいテクノロジーが続々と生まれていますが、それらを活用して社会が抱える課題を解決していくためには、政府、グローバル企業、スタートアップ(起業家)、国際機関、市民社会が連携しながら、革新的な政策的枠組を共同で設計、調査、立案、構築する必要があります。

第4次産業革命日本センターには、政府や関係機関の力を結集して、第4次産業革命が社会が抱える様々な問題を解決する切り札となるように誘導していく役割が期待されています。特に、自動車運転・都市交通、個別化医療、IoTシステムの分野において日本は世界のリーダーとなり得る潜在力を有しています。

第4次産業革命日本センターは、世界経済フォーラムがもつグローバル・ネットワークの一員として、世界中の政府や多国籍企業、国際機関、市民と容易に連携することができます。今後、同センターが文字通り日本発世界に向けた第4次産業革命の波の中心となることが期待されます。

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