ネスレと佐川がタッグ新宅配便システム「マチエコ便」とは!?

今回の注目記事は、ネスレと佐川がタッグ新宅配便システム「マチエコ便」とは!?です

「マチエコ便」とは何か!?

最近は電子商取引の急速な普及による通信販売の激増で、宅配便ドライバーの人手不足が深刻な社会問題となっています。この問題に対応して、宅配便大手の佐川急便とインスタントコーヒーで有名なネスレ日本は共同で、2018年10月から「マチエコ便」サービスの提供を開始します。

「マチエコ便」では、まず、各地域の協力者による「ECO HUB(エコハブ)」と呼ばれるストックポイントが設置されます。サービス利用者は、「近くのECO HUBに商品を取りに行く」又は「近くのECO HUBから商品を配達してもらう」のいずれかを選択することができます。

「近くのECO HUBに商品を取りに行く」を選択すると、ネスレから自分あてに送られてくる商品をECO HUBまで取りに行きます。その代わり、商品代金の割引を受けることができます。一方で、ECO HUBを設営する協力者には手数料が支払われます。

一方、サービス利用者が「近くのECO HUBから商品を配達してもらう」を選択した場合には、ECO HUBを設置している協力者が、サービス利用者の自宅まで商品を届けることになります。その際の手段は、自動車ではなく徒歩又は自転車になります。ECO HUBから利用者の自宅まではオリジナルなエコバックを使用します。

日本ネスレの商品受け取り専用ロッカーも設けられますので、一部の希望者は日本ネスレが設置した専用ロッカーで商品を受け取ることもできます。

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「マチエコ便」は環境や宅配便のドライバーにも優しい

日本ネスレと提携している佐川急便のドライバーは、通信販売で利用者がネスレ商品を注文した場合でも商品を直接利用者の自宅に届ける必要はありません。利用者の住所の近くのECO HUBまで配達すれば十分です。ECO HUBからは協力者が協力者が配達するか、ECO HUBに利用者が商品を取りに行きます。

佐川急便のドライバーは利用者の自宅ではなくECO HUBに商品を配達するだけでよいですから、ガソリンが節約できるし排出する二酸化炭素の量も削減できます。また、利用者の不在などによる再配達で時間やガソリンを浪費することもありません。

ECO HUBから利用者の自宅まで協力者が配達する場合も、協力者は徒歩又は自転車で配達を行いますから、ガソリンを使わず二酸化炭素を排出しません。配達の際にはオリジナルバックを使いますから、段ボール資源の節約も可能です。

この他、ECO HUBには商品の受け取りを希望する利用者が訪問するわけですが、そこに新しい交流が生まれ、同じ地域の人と人とがつながる、世代間を超えたコミニティーが出現します。

「マチエコ便」はいつからどこで始まるか!?

「マチエコ便」は、2018年10月1日から東京6区(港区・品川区・千代田区・中央区・新宿区・渋谷区)と大阪4区(北区・中央区・福島区・此花区)でスタートします。いずれも人口密集地域ですので、マチエコ便の資源節約、労働力節約の効果がより期待できる場所です。

「マチエコ便」のサービス提供地域は今後順次拡大していくことが予定されています。提携する企業も、現在は日本ネスレ1社だけですが、今後、ファンケルやルピシアなども順次参加する予定となっています。サプリメントなど定期的に販売される商品を扱う会社が多数「マチエコ便」に参加すると、その分だけ「マチエコ便」による二酸化炭素削減効果などがより大きくなります。

「マチコエ便」の利用方法について

「マチエコ便」を利用するためには、まず、「マチエコ便」の専用WEBサイトにアクセスし個人情報を登録します。次に、様々な商品を組み合わせて、自分だけの定期便を作成します。その後に、お届け方法や希望のECO HUBを選択します。最後に、指定の期日が来たら、商品を受けとります。

「マチエコ便」は日本ネスレが主役

「マチエコ便」は、日本ネスレと佐川急便が共同で運用することになっていますが、「マチエコ便」で取り扱うのは「ネスカフェアンバサダー」など日本ネスレの商品だけですので、このサービスの中心は佐川急便ではなく日本ネスレです。

分かりやすく言うと、「マチエコ便」は日ネスレの通信販売における新しい配送方法で、日本ネスレの工場からECO HUBまでの配送を大手宅配会社である佐川急便に委託している、といった感じです。日本ネスレが佐川急便と組んで自社商品の通販に関する新しい宅配便事業を開始したという見方もできるほどです。

日本ネスレの商品の定期購入者は全国で約70万人いると言われていますが、最近は、ネット通販の需要増に運送業界の配送能力が追い付かず、配送コストが急上昇し大きな問題となっています。日本ネスレの高岡社長も「ネスレ日本では、今、商品や売り方ではなくサプライチェーンが問題になっている」と発言しています。

「マチエコ便」は日本ネスレの商品の新しい配送方法ということができますが、成功すれば、P&Gやファンケルと言ったネット通販に強い企業の商品にも対象を拡大していく予定となっています。「マチエコ便」は物流における技術革新の1つとして今後の動きが注目されています。

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