仮想通貨70億円分が流出したZaif(ザイフ)とは!?

今回の注目記事は、仮想通貨70億円分が流出したZaif(ザイフ)とは!?です

突然発生した流出事件

2018年9月14日の17時から19時の間、仮想通貨取引所のZaifでの入出金などのサービスが利用できなくなる事態が起きました。実はこの時間帯に、Zaifのホットウォレットの管理サーバに不正アクセスが複数回発生し、仮想通貨が不正に送金されていたのです。

Zaifを運営するテックビューロ株式会社がサーバの異常を検知したのが17日、ハッキング被害が確認できたのは翌日の18日でした。被害総額は日本円で合計約70億円にも及びました。

今回で3度目の業務改善命令が出されてしまったZaif。今回の事件や今後の動きについてまとめます。

被害総額の内訳。捜査が難航している?

今回流出された仮想通貨は以下の3種類です。

・MONA 6,236,810.1(約6億7170万4448円)

・BTC  5,966.1(約42億5123万4047円)

・BCH  42,327.1(約21億767万7945円)

この約70億円のうち、顧客資産が約45億円になるそうです。

被害総額のうちの顧客資産の割合は以下の通りです。

・MONA 5,911,859(流出額の約94.7%)

・BTC  2723.4(流出額の約45.6%)

・BCH  40,360.0(流出額の約95.3%)

かなりの資産は流出された今回の事件。大阪府警の捜査では、この約70億円のうち、少なくとも約42億円分は数日のうちの約3万を超える口座に分散されたという見通しです。かなりの短時間で分散されたようで、Zaif側がハッキングに気付いた時にはすでに追跡ができない状況だったようです。

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ホットウォレットとは?Zaifへの金融庁の指摘

仮想通貨の用語でホットウォレットとコールドウォレットという言葉があります。コールドウォレットには、ペーパーウォレットやハードウェアウォレットがありますが、すぐに使わないお金はコールドウォレットに、スマートフォンなどで頻繁に取引するためのお金はホットウォレットに入れておくことが一般的と言われています。

コールドウォレットはネットから離されたところに保管されていますが、安全性が高いです。対してホットウォレットはすぐに取引できる利点はありますが、不正アクセスに弱く、危険にさらされるリスクが高いです。カバンの中に常に全財産を持って歩くようなものです。

今回の流出で金融庁は、Zaifのホットウォレットの割合の高さを指摘されました。今回流出された仮想通貨も、このホットウォレットの管理サーバへの不正アクセスでした。不正アクセスやハッキングなどの危険にさらされる形で顧客の財産を管理していたと聞くと、不安になりますね。

0円でも売買!?過去のZaifの不具合

遡ること2月にもZaifにトラブルが起きていました。Zaifのサービスの一つである「簡単売買」の価格計算システムに不具合が発生。0円でも仮想通貨がかえてしまう事態が起きました。

0円で仮想通貨を購入したのは7名ほどで、そのうちの一部の顧客がこの仮想通貨を売り注文に出したために、取引板に2246兆円という異常な数値が示されてしまったようです。不具合が発生したのは16日の18時前の20分ほどの時間で、19時半過ぎには完全復旧したそうですが、テックビューロ側がプレスリリースを出したのは4日後の20日でした。

もともとZaifはサーバの負荷で注文が通りにくいと言われていたことに加え、この0円売買の件もあり、3月に近畿財務局から初めての業務改善命令が出されていました。

そもそもZaifとは?

Zaifは2014年6月に設立されたテックビューロ株式会社が運営する仮想通貨取引所です。

2015年3月に仮想通貨取引所etwingsを買収し、Zaif exchangeとしてサービスを開始します。2017年9月29日に仮想通貨交換業者としての登録を完了し、正式に仮想通貨交換業者として運営していました。

人気のお笑いコンビを起用した仮想通貨お笑い動画を配信したり、若手の女優がイメージキャラクターに起用されるなど、仮想通貨取引所の中では大手と言われていました。「簡単売買」というサービスや手数料の安さなども魅力的といわれていたZaif。今後はどうなるのでしょうか?

Zaifの今後は?仮想通貨交換業は廃止?

Zaifは今後、仮想通貨取引所フィスコとの間で事業譲渡契約を結び、流出した資金のうち50億円を、フィスコを運営する株式会社フィスコから調達し、顧客の要望に対応していくようです。MONAに関しては流出した量が市場でのかなり大部分だったようで、現在の流通量が乏しいこともあり、一部は日本円での対応となります。

事業譲渡の実行日は2018年11月22日。テックビューロ株式会社はZaifの経営陣は退任、仮想通貨取引業を廃止するそうです。

フィスコはもともとZaifのシステムを使っていましたが、Zaifの不正アクセスが起きる数日前に別のシステムに移行したばかりでした。もともと提携していたということもあり、今回の支援に至ったということになります。

リスクも含めての仮想通貨

2018年は別の仮想通貨取引所でもハッキングによる不正流出の事件がありました。昨今盛り上がりを見せる仮想通貨ですが、オンラインでの取引という性質上、ハッキングなどのリスクは常に隣り合わせです。金融庁も審査に人手が足りないようです。今、仮想通貨業界は大きな分岐点に差し掛かっているのかもしれません。

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