アメリカ中間選挙とは?上院下院の違いとは!?

今回の注目記事は、アメリカ中間選挙とは?上院下院の違いとは!?です

アメリカ合衆国中間選挙について

いよいよ、アメリカにおける中間選挙が実施されました。この記事が皆さんのお目に留まることには、大勢が判明している頃かと思います。

そこで、今回は「アメリカ中間選挙」について再度その仕組みや、対象となる米国議会議員の所属する上下両院について解説してみたいと思います。ともあれ、世界経済を左右するアメリカ合衆国であり、今話題のトランプ大統領とどのように連携して行くのかが気がかりなところです。

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アメリカ合衆国中間選挙とは

2018年11月6日に実施された中間選挙とは、日本の国会にあたる米国議会における選挙で、上院議員35議席(全議席は100議席)及び下院議員435議席の全議席の改選を争う選挙になります。

アメリカ合衆国の場合、大統領の任期期間は4年間になりますが、上院議員は6年間、下院議員は2年間になっています。少し複雑ですが、権力が一点集中しないようにそれぞれの役割を改選する仕組みになっています。

上院議員は任期が6年と長いですが、2年ごとにその定数の3分の1づつが改選される仕組みになっています。今回はその3分の1である35議席が改選されます。

つまり、現トランプ大統領の母体である共和党に対する与信投票と言う見方が出来ることになります。現政権のトップの座にあるトランプ政権の残り2年間に対して信認するか否かの大切な選挙になるわけです。

そのためもあり、大統領就任期間のちょうど中間時点での選挙であることから中間選挙というように言われています。

現政権における勢力分布

では、今回中間選挙前の勢力分布をまず見ておきましょう。

言わずと知れたトランプ大統領は共和党です。上院では、選挙前同じ共和党の議席数が51議席、一方の民主党は47議席、それに独立系の2議席で総計100議席になります。

さらに、下院では、共和党が239議席、民主党194議席、総数433議席(欠員2議席)の勢力分布になります。つまり、上院・下院共に共和党優位になっています。

日本と同じで大統領(日本では首相)が発議した法案や施策に関して上下両院(日本では衆参両議院)で同一の勢力であれば実施しやすくなっています。しかし、今回の選挙結果を見ると上院では共和党が優位を保っているものの、下院では民主党が優位に立ちました。

このねじれ現象と言われる現象が出て来てしまった場合には、大統領が全て思いのままに施策を実行しにくくなる状況になりました。そこで、アメリカ合衆国における上下院について次に解説しましょう。

アメリカ合衆国における上院と下院とは

上院は、各州の代表者で占められており、住民による直接選挙で全米の50州から2名づつ選挙されることになっています。

また、下院は各州における人口比で割り振られた議席数を争うことになっています。日本と異なることは、日本では衆議院の優越という基本原則があり、参議院より優越性を保っていますが、アメリカの場合両院の権限はほぼ同等と言えます。

つまり、上院では「条約締結権」、「閣僚の承認権」、「大統領の弾劾裁判権」等が付与されており、下院では、「予算先議権」や「大統領の弾劾訴追権」等が付与されています。このため、今回の中間選挙結果(2018年11月7日 日本時間16時発表の下院議員数:共和党195・民主党209)によれば、下院が民主党優勢になっていることから、権限上トランプ大統領は、外交関係(条約など)の権限を持つ上院よりの施策を強く押し出してくることが予測されることになります。

今回の中間選挙結果(途中経過)を踏まえて

まず、今回の中間選挙で話題になっているのが、第一に出口調査において投票者の過半数である52%が女性であったことが上げられます。

その結果、下院では当選した女性議員が100名を超えるという状態になりました。これは、医療制度(いわゆるオバマケア)や減税を争点にしたことで起こった一つの旋風と言えるでしょう。

更に、投票者へのアンケート結果では、なぜ投票したかについて、「トランプ大統領に対する不信任」のためという投票動機がありました。ただし、これは通常の状態で新任の大統領就任2年目に実施される中間選挙では現政権に対する不満が具現化される状態になり、トランプ大統領に限ったことではない点留意しておきたいと思います。

更に、史上最年少女性下院議員の誕生など個別の議員に関する話題が選挙後多く叫ばれています。この中間選挙の大勢を見て、早々にトランプ大統領から民主党議員に対する協力要請などの協調路線を進む方針が打ち出されたことは、世界経済に明るい方向性を示していると言われています。

実際、この発表の後アメリカの株価を象徴するNASDQ市場では株価が急上昇したことも証左になります。

まとめ

アメリカ合衆国において、トランプ政権2年目の節目に当る中間選挙では、現政権に関する信任投票的な色合いの強い選挙になりました。

今回の選挙では上院は共和党優位、下院は従来と変わって民主党優位になりました。

更に注目すべきは投票行動をとった有権者数がいつにも増して多くいたということ。特に学生や女性の有権者が直接投票行動に出たことは、トランプ政権へのサイレントボイスが一部表面化したと言えるでしょう。

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