東京ーホノルル線に5月導入するANA超大型機とは?

東京-ホノルル線に5月導入するANA超大型機とは?

全日空(全日本空輸株式会社)が、2019年春に導入を決定している超大型旅客機の「A380:エアバスA380」は、EUに本拠を置くエアバス社が開発した総2階建てのジェット旅客機になります。

ターボファン4発の超大型旅客機として、完成した2005年にはエアバス社史上最大で、しかも世界最大の飛行機として鮮烈なデビューをしました。

この初飛行に至るまで遡ること1990年に初めて構想が同社において立案されて以来16年目にしてようやく完成したジェット旅客機になります。

そのA380も2015年末までに世界で300機を超える受注に成功しており、飛行機単体での開発から製造・販売までの過程における黒字化が達成できたと発表しました。

こうした大規模旅客機であるA380はその燃費効率や路線の不採算等で各航空会社が二の足を踏む状態にありました。

しかし、今回全日空は収益路線の一つである成田-ホノルル間に就航させることにしました。

(下写真は、ルフトハンザ航空A380 公開画像)

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全日空が就航させるA380の運航スケジュール

このA380は2019年5月24日より週に3便(成田発、1日1便)の運航でスタートし、その後、2号機の購入により2019年7月1日より週に6便(成田発、1日2便)体制で運航を予定しています。

2機体制によるコスト削減と定期路線としての大量輸送に焦点を絞っての計画だということです。

全日空のA380特別仕様について(機内全体像)

A380は、すでに述べましたように総2階建てのジェット旅客機で総席数は520席になります。シートのクラス別は、ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの4クラスの仕様に分かれることが計画されており、機内の1階部分は全てエコノミークラスの乗客が占めるように設計される予定です。

プレミアムエコノミー席以上は2階部分になります。

全体的に、トイレやおむつ交換台などが配され、更にはベンチシートを設置した多目的ホール様のエリアもあり、リゾートの雰囲気を出すライティングにも凝ったものを設置する予定だということです。

長時間旅行になる間にも気を紛らわせることが出来る設計になっています。

(下写真は、ブリティッシュ航空A380 公開画像)

全日空のA380特別仕様について(外観像)

成田-ホノルル間ということで、メインターゲットは家族旅行者を狙っており、機体外観もウミガメをカラーリングのモチーフとした特別塗装機になっています。見た瞬間からホノルルの気分を味わってもらおうとする狙いがあります。

全日空のA380特別仕様について(ファーストクラス)

各航空会社が、そのコンセプトを先鋭的に打ち出しているファーストクラスの仕様を見ることで、その航空会社の姿勢が良く理解できるという航空評論家もいます。

今回の全日空のA380について、そのファーストクラスの仕様は、以下のようになっています。

「ドアを装備した完全個室タイプのシートで、大型のスクリーンやクローゼットが装備され、プライバシーを確保しています。」ということです。

ひところ昔の欧州における鉄道旅客の1等車のコンパートメントを彷彿とさせる仕様になっています。

全日空のA380特別仕様について(エコノミークラス)

エコノミー症候群で非難を集めるこのクラスですが、日本の航空会社としては初めて採用するカウチシートが目を引きます。

シートに装備されたレッグレストを上げるとベッドのようなフラット感が感じられ快適に過ごせるようになっています。

A380にまつわる豆知識(1)

既に、全世界で就航しているエアバスA380は、成田空港と関西空港で見ることが出来ます。

就航している航空会社と乗り入れている空港を以下にお示しします。

エミレーツ航空(関西空港、成田空港)、タイ国際航空(関西空港、成田空港)、アシアナ航空(成田)になっています。

2018年現在での就航状況をお示ししましたが、過去A380が日本に乗り入れた最初の時期は、2008年5月にシンガポール航空のシンガポールと成田間が初めてでした。

その後、日本には2010年6月にルフトハンザ航空がドイツのフランクフルトと成田間に就航しました。

さらに、2010年9月にはエールフランスによるパリと成田間が就航しました。

しかし、この就航路線へのA380投入は現在では全て他の機体に変更されるか、もしくは廃路線になっている場合もあります。

A380にまつわる豆知識(2)

A380 は各社座席シートに工夫を行っており、定員数は各機異なりますが、通常のエコノミーシート換算では800席を確保できる大きさがあります。

エアバス社による総二階建て超大型旅客機ですが、その他の航空機製造会社でもその計画がなされていた時期もありました。

しかし、他の全ての計画が計画段階で頓挫しており、現在世界で就航しているこの規模の航空機は民間ではA380のみになります。

A380にまつわる豆知識(3)

日本国内において、日本の航空会社でA380を正式導入を決定した会社はここでご紹介した全日空より以前の2010年にスカイマークによって大々的にその導入が発表され、正式調印にまで至った経緯があります。

しかし、スカイマーク社自体の経営悪化を受けてその後の導入が延期や中止を行い、現在導入の見込みは立っていないのが現状です。

時代の趨勢がLCCに代表されるような航空運賃低下合戦で、燃費効率が今一つの超大型機であるA380は特定路線以外には向いていない状況です。

そのため、日本の航空機製造業界でもMRJに代表される中小型機が主流を迎えつつあります。

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