天皇陛下退位の儀式4月30日に決定した理由とは!?


今回注目の記事は、天皇陛下退位の儀式4月30日に決定した理由とは!?です

1989年1月7日。

昭和天皇の崩御により、その翌日1月8日から「平成」は始まりました。

当時の内閣官房長官小渕恵三氏によって「平成」という新元号が発表された場面は、多くの方の記憶にあるのではないでしょうか。

そんな「平成」も今年で31年となりましたが、31年目にして終わりを迎えようとしています。現在の天皇陛下がご退位の意向を示されたのです。

陛下は2016年8月、以下のようなお気持ちを表明されています。

「次第に進む身体の衰えを考慮する時、全身全霊で象徴の務めをしていくことが難しくなるのではないかと案じている」

公務を大切にされる陛下は、人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことで象徴としての務めを果たしてきましたが、それが常に途切れることなく、安定的に続いていくことを望んでいます。

しかしそれが十分に果たせなくなった時のことを考え、陛下はご退位のご意向を固められたのでしょう。

公務の縮小という考えについては「無理があろうと思われます」として、否定的な意見を表明されています。

今回は天皇陛下のご退位について、そしてその時期などについてまとめてご紹介していきます。

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天皇陛下退位の意味

天皇陛下が生前退位を示唆しニュースとなり、多くの方の知るところとなりましたが、実は現在の皇室典範には、生前退位(譲位)についての規定は何も書かれていません。

原案にはその条文があったものの、当時の首相である伊藤博文によって、それは削除されたと言われています。

つまり規定にない事態というわけで、政府は特例法を作成し、一代に限り生前の退位を認めるような運びとしました。

天皇の生前退位は実に約200年ぶり、江戸時代後期の光格天皇以来のこととなります。

これまでの皇位継承のうち、57代が譲位によるものなので、意外にも数としてはあるのですが、近年では上記のように江戸時代ぶりとなり、やはり珍しい出来事と言えるでしょう。

生前退位によって現在の天皇は「上皇」という位に就きます。

つまり新たな天皇と上皇が同時に存在するわけで、このことを不安視する声がないわけではありません。

宮内庁はこれを受けて「基本的に全て新天皇に譲られ、象徴が二元化することはありえない」としています。

また、憲法4条によって「天皇は国政に関する権能を有しない」とされているところ、天皇の示唆によって法改正を行うことについて指摘する声もありましたが、安倍首相はこの問題を、憲法1条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存ずる国民の総意に基づく」という条文の「国民の総意に基づく」の部分で、なんとかクリアしています。

つまり、今回の特例法による措置は、天皇陛下が退位の意向を表明されたことに共鳴した国民の総意を受けてのもので、しかも最小限の法改正に留めるとして、生前退位を実現させる形です。

上記のように、如何せん200年ぶりの出来事で様々に考えさせられる点の多い陛下のご退位ですが、その日程は2019年4月30日と決定しています。

4月30日。年の初めの1月1日ではなく、また年度の初めの4月1日でもありません。なぜ、このような日取りとなったのでしょうか。

なぜ4月30日が選ばれたのか。

2018年12月8日に閣議決定されたことにより、4月30日の午後5時から陛下ご退位の儀式、翌5月1日には皇太子様ご即位の儀式が行われる日程となりました。

上記のような日程に決まるまで、安倍首相には、4月30日の他にもいくつかの案がありました。

一つは、1月1日より新天皇の即位、つまり新しい年を新しい元号でスタートさせるというものでした。

しかしこの案は、年末年始には宮内行事が多く、また世間的にも忙しいため、諸々へ差し障りがあるとして、宮内庁の合意を得られませんでした。

もう一つは3月31日案で、新年度より新元号を始めようとする案でしたが、こちらも、4月前半は人の移動が多く、行事も盛んに行われること、さらに4月には統一地方選挙が予定されていることなどを理由として、採択とはなりませんでした。

こうして様々に検討された結果、陛下のご退位は4月30日と決まったのですが、その理由として、「皇位の継承にともなう国民の生活への影響を考慮しつつ、国民がこぞって寿ぐにふさわしい日」という考えが前提としてありました。

そのうえで、今年(2019年)は陛下にとって、ご在位30年とご結婚60年を迎えられる記念の年でもあるため、その節目を陛下としてお迎えいただきたいという点、また、4月29日の昭和の日に続いてご退位、ご即位を実現することで、我が国の営みを振り返り、決意を新たにする日にしたい、という点が決め手となったと考えられています。

菅官房長官は「特段の事情が生じない限り、改元は5月1日に行う」としていて、新天皇即位と同時に、新しい時代が始まる予定です。

平成は「11070日」という月日を重ねてきました。

その間、陛下は「何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えてきた」と述べられています。

一つの時代が終わり、一つの時代が始まろうとしている今、そのバトンタッチに関心が集まります。

まとめ

もうすぐに差し迫った天皇陛下退位について、主に4月30日という点に焦点を当ててまとめました。

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