東証一部上場の条件とは!?現在2100社超え!?

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東京証券取引所(東証)一部は、東京証券取引所が運営する一部、二部、ジャスダック、マーザーズの4つの市場のうち、最もレベルの高い株式市場です。現在の東証一部上場企業数は2,106社となっています。

東証一部上場の条件は、株主数2,200人以上、流通株式数20,000株以上、時価総額は250億円以上などと非常に厳しいものとなっています。

東京証券取引所とはどんなものか!?

東証(東京証券取引所)は、株式会社東京証券取引所が運営する日本最大の金融商品取引所です。

株式会社日本証券取引所は、株式会社日本証券取引所グループの子会社です。

2015年の店頭取引を含む株式売買代金は日本全国合計で746兆Ⅰ,770億円、そのうち、東京証券取引所で取引された金額が745兆9550億円で、東京証券取引所が占める割合は99.97%に上ります。

さて、東京証券取引所では、一部、二部、ジャズダック、マーザーズの4つの市場を運営しています。

レベルが高い順位並べると、一部→二部→ジャスダック(スタンダード)→マーザーズ→ジャスダック(グロース)の順になります。

レバルが高いほど上場のための審査基準が厳しく、高額の審査料、上場料を支払う必要があります。

従って、一部は企業にとって最も上場が難しい市場ということになります。

しかし、その反面、一部上場企業というと、社会的に高い信用が得られますから、様々なメリットを享受することができます。

証券取引所に上場すると、資金調達が容易になる、企業の知名度が上がる、社会的な信用が上がる、企業のステータスが高まる、従業員のモチベーションが上がる、などの様々な利益を受けることができます。そのために、高い上場料を支払っても証券取引所に多くの企業が上場しています。

東証一部上場の要件とは!?

有価証券の上場には審査基準があり、東証一部の場合、株主数、流通株式、時価総額、事業継続年数、純資産の額、利益または総額、虚偽記載又は不正意見等、株式事務代行機関の設置などの規定があります。

具体的に、東証一部上場の主な条件をまとめると以下のようになります。

・株主数2,200人以上

・流通株式数20,000株以上

・上場株券等の35%以上が流通すること

・時価総額250億円以上

・連結資産額10億円以上

・時価総額500円以上か最近2年間の利益が5億円以上のいずれかを満たす

・上場申請直前の事業年度の末日から起算して3ヵ年前から取締役を設置し事業継続

・直近2年間に有価証券報告書などに虚偽記載なし

・直近2年間の財務諸表が適正又は条件付き適正

・東証の承認する株式事務代行機関に株式事務を委託している

上記の条件の多くが東証2部上場基準と同じ基準となっていますが、主な違いは、株主数が一部の基準では2,200人以上ですが二部では1,600人以上、時価総額が東証一部の基準が250億円以上であるのに対して、2部の基準が20億円以上、東証一部が流通株式数の比率が上場株式の35%以上であるのに対して、二部が30%以上となっていることです。

東証一部に上場していた企業が一部の基準を満たさなくなると、二部に降格になります。最近では、債務超過によって東証一部の基準を満たさなくなった東芝が、二部に降格になりました。一度一部に上昇すると、永久に一部上場ということではなく、企業の業績等が悪化して一部の基準を満たさなくなった場合には、二部に降格することもあります。

東証一部上場企業は2,100社超となる

世界では上場企業数の伸び悩みが目立ちますが、日本、インド、中国では反対に上場企業が増加しています。日本の東証一部上場企業は8年連続で増加し、2008年9月のリーマンショック直前と比較して2割拡大しています。株式投資の本場アメリカでは、ピーク時に8,000社ほどあった上場企業が現在は半分以下の4,000社程度の減少しています。上場企業数の減少の大きな要因はM&A(事業再編)です。

日本の東証一部の動向を見ると、ホールディングス(持ち株会社)の設立で化学、機械、電機、製造等の大手企業が次々に上場廃止となる一方で、東証マーザーズや二部からの鞍替え一部上場が増加しています。そして、全体として微増という傾向がここ数年続いています。上場企業数の増加のみをもって東証一部が健全に発展しているということができないのが実情です。

日本の東証一部上場会社2,106社のうち、時価総額が100億円以下の企業が189社あります。東証一部上場企業というからには時価総額が100億円以上あって欲しいのが現実です。現在の東証一部上場基準は緩すぎるという声もあり、上場基準を厳格にして営業成績の悪い企業の2部降格を促した方が良いとの意見もあります。

売上も上場基準ギリギリで、ネットを駆使して売上げを束ねているだけで、中身が空っぽの一部上場企業も散見します。時価総額だけ大きくて中身が空っぽの企業に投資することは非常に怖いことです。東証一部上場企業だからと言ってそれだけで信用するのではなく、企業が公開する財務諸表などをよく見て投資先として適格かどうかを判断する必要があります。

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