大腸がんが血液検査で9割わかる島津製作所の技術とは!?

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今回の注目記事は、大腸がんが血液検査で9割わかる島津製作所の技術とは!?です

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血液検査で大腸がんの9割が発見できる!?

島津製作所は患者の血液診断から早期にがんを発見できるサービスを2018年10月から提供します。

このサービスでは大腸がんに関しては90%以上の確率で発見できるとされます。

国内では新たに発見されるがんのうち大腸がんが最も多いとされ、女性の部位別がん死亡数のトップは大腸がんです(2016年データ)。

大腸がんの検査は現在では内視鏡検査が主流ですが、内視鏡検査は精神的及び肉体的な負担が大きく、内視鏡検査がイヤで大腸がんの検査をしなかったために、大腸がんの早期発見ができなかったという事態も多発していました。

しかし、島地製作所が提供する新しいサービスでは、血液検査だけで大腸がんの90%が発見できますので、大腸がんの早期発見に役立ちます。

このサービスは、2018年10月にまず京都市内の病院から提供が開始され、その後数年をかけて全国に拡大していく予定となっています。

検査費用は自由診療で20,000円です。

保険が適用されると3割の6,000円となりますが、現段階では保険は適用されないため20,000円の料金がかかります。

しかし、大腸がんの内視鏡検査は何度も病院に足を運んだり、大量の水や下剤を飲む必要があったり、負担が大きいのが実情です。

血液検査だけで正確にがんの診断が可能だとすれば、大腸がんの検査の負担は大幅に減り、より多くの方が手軽にこの検査を受けることができます。

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島津製作所とはどんな会社か!?

島津製作所は京都府京都市に本社がある会社で、「精密機器」「計測器」「医療機器」「航空機器」等を製作しています。

2002年には島津製作所の従業員である田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞したことで、この会社の名前を憶えている方も多いと思います。

この時の田中さんの業績が血液を使ってアルツハイマー病と関係の深い物質が脳に溜まっていることを発症前に発見する方法を確立したことです。

島津製作所ではがん検査など先端医療事業を成長戦略の中核と位置付け、主力の研究機関向けの分析機器に次ぐ事業に育てていくとしています。

島津製作所の創業は1875年と古く、同社は100年以上存続している歴史ある会社です。

社章には「丸に十字」で西郷隆盛で有名な島津藩の島津家の家紋に由来しますが、創業者の島津源蔵は京都府出身で島津家の関係者ではありません。

島津源蔵の祖先が、島津藩主島津義弘から、領地検分などを手伝った見返りとして島津姓と家紋を賜ったとされています。

現在の島津製作所の概要は、東証1上場企業で、資本金の額が約266億円、従業員数が約11,900人(平成27年度末現在)となっています。

京都府京都市に本社があるほか、東京支社と関西支社、その他全国に12支店、4営業所を設置していますので、全国規模の会社ということができます。

大腸がんの血液検査における島津製作所の技術とは!?

島津製作所が新しくサービスを大腸がんの検査サービスは、血液に含まれるアミノ酸や脂肪酸などの8種類の物質を特定します。

大腸がんにかかっている方の血液には、健康な方の血液と比較して、測定する8種類のタンパク質の量が多くなるという特質があります。

従って、採取した血液から、それぞれの物質が一定量以上検出された場合には大腸がんの確率が高いと判定されます。

大腸がんにり患すると血液中の特定の物質が増加するという医学的見解も重要ですが、血液中のそれらのたんぱく質の量を分析する手法が確立しなければこの検査は実現しません。

島津製作所では「安定同位体標識キッド(NBS試薬)を用いた相対比較定量による大腸癌特異的バイオマーカー」を開発し、血液中に含まれる僅かなたんぱく質やアミノ酸の変化も捉えることを可能にしました。

この方法によるがんの血液検査は今後乳がんやすい臓がんにも拡大することが予定されており、近い将来はすべてのがん検診がこの方法によって行われるようになるかもしれません。

そうなると、がん検診はより身近なものとなり、より多くの方が検診を受けられることでがんの早期発見が促進され、がんの死亡率は大きく下がるかもしれません

大腸がん検診の現状について

2017年の統計データによると大腸がんの罹患者数は、男性で全体の15%で第4位、女性で全体の15%で第2位となっています。

大腸がんの検診方法としては便潜血検査法がありますが、これは集団を対象とする検診方法としては費用対効果の高い方法ですが、感度・特異性とも十分ではなく、進行した大腸がんを見落とすこともしばしばです。

一方、精密検査として大腸内視鏡検査がありますが、前処置が必要なことと検査に対する恐怖心などから、便潜血検査で陽性となった方の6割程度しか受診せず、受診した場合も最終的にがんと診断されるのは5%程度です。

このような状況下では、高い精度でかつ集団検診でも利用できる検査方法の開発が急務とされていましたが、今回開発された島津製作所のNBS試薬を用いたバイオマーカーはこの問題を解決してくれるものと期待されています。

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