ソフトバンクGが3.3兆円で買収したイギリスの「アーム社」とは!?

M&Aについて


今回の注目記事は、ソフトバンクGが3.3兆円で買収したイギリスの「アーム社」とは!?です。

 

世の中には多くの会社が存在します。

大きな工場を持つ大企業やレンタルオフィスの一室を拠点としているような中小企業まで様々です。

会社を創業する理由として、ある目的や理念を実行するため、金銭を求める営利目的のためなどが考えられます。

日本国内でも多数の会社が事業を行っています。時代の流れとともに必要とされる事業内容も変化していきます。

変わることが出来ない会社は、時代遅れとなりいずれは倒産や事業譲渡となり消えていきます。会社は設立1年で6割以上が倒産するというデータがあります。

数年、数十年と生き残ってきた会社は、その時々に応じて対応を続けてきたことが分かります。

ところで、日本の有名な企業としてソフトバンクグループ株式会社(以下「ソフトバンクG」)という会社があります。

ソフトバンクGは、2016年に英国のARM Holdings plc(以下「アーム社」)という会社を買収しました。

ここからは、ソフトバンクGという会社がどのような事業を行っているか、何故アーム社を買収したか、アーム社とは何をしていた会社だったのか、などについて記載していきます。

 

スポンサーリンク

ソフトバンクGとは具体的に何をしている会社?

ソフトバンクGは、1981年に設立された会社です。当時はパソコン用ソフトの流通業を主な業務としていました。

その後、情報通信業を取り扱う会社として成長していきます。

現在はインターネットに関するサービスやスマートフォンを提供する会社としてその地位を確立しています。

所謂、スマートフォンの大手3大キャリアと呼ばれる会社の一つでもあり、現代社会の基盤を支えていると言えるでしょう。

社長である孫正義氏はソフトバンクGの創業者でもあります。

30年年以上にわたり会社を経営し続けているという事実は、孫正義氏の能力の高さを裏付けています。

アーム社とは?

アーム社とはイギリスに本拠地を置く電子機器の会社です。

アーム社は特に、ARMアーキテクチャというCPUの基本設計を作ったことで有名です。

パソコンを自作されるような方であれば、「ARM」という英字の並びに見覚えがあるかもしれません。

このARMアーキテクチャは消費電力が小さいことが特徴であり、組み込み機器に使用されるCPUの約75%以上がこのARMアーキテクチャを採用しています。

特に携帯電話やスマートフォンでは100%に近い採用率を誇っており、そのシェアの高さが分かります。

 

何故ソフトバンクGはアーム社を買収したのか

前述のとおり、ソフトバンクGは大手3大キャリアの1社です。

スマートフォンの宣伝や開発に掛けるコストは非常に大きいことが予測できます。

大手3大キャリアは他に、au、ドコモが存在しており、常にシェアを奪い合う状況です。

ソフトバンクGとしては、他の会社と対抗しうる機能を搭載したスマートフォンを出したい思惑があったと思います。

これは、au、ドコモについても同様です。

アーム社は携帯機器に使用されるCPUのARMアーキテクチャで、非常に高いシェアを持っていることを先ほど述べました。

従って、ソフトバンクGはアーム社を買収することで競合他社への大きなアドバンテージを得ることが出来ると考えたのです。

ソフトバンクGがアーム社を買収した当時、アーム社の1株の株価は、11.89ポンドでした。

ソフトバンクGはこの額に43%を増額して支払うことにしました。

その結果、買収額が3.3兆円という数字になったのです。

これは過去最大の買収額となりました。

 

ソフトバンクGはアーム社を買収してどうなった?

アーム社を買収することでソフトバンクGはARMアーキテクチャの技術を獲得したと言えます。

スマートフォンで使用されるCPUは、ARMアーキテクチャがほとんどでした。

そのため、ソフトバンクG生のスマートフォンに搭載するCPUの実装において、一層最適化がされたことが考えられます。

また、2016年にはIoTというモノとインターネットを組み合わせた技術が発展すると予想されていました。

このIoTの分野に対して先手を打つことが出来ていたと思われます。

実際、2018年現在IoT向けの機器にはARMアーキテクチャを採用することを前提として記載されている情報を多く見かけます。

 

各社株主は買収に納得していたのか?

買収についてはソフトバンクの取締役会で承認されていることが確認されています。

さらにアーム社側についても、株主へ自社買収を認めさせることが出来たとされています。

この結果について、ソフトバンクGとアーム社の持つ技術を掛け合わせた、技術革新が期待され評価へ至ったと考えられます。

ソフトバンクGの将来予測

スマートフォンの技術、特にCPU部分について競合他社をリードすることが出来たと言えます。

今後、ユニークな機能を搭載したスマートフォンをソフトバンクGが開発する可能性が向上しました。さらに、IoT分野が一般化した際のシェアをソフトバンクGが多く集めることが予想されます。

 

まとめ

ソフトバンクGが買収したアーム社について、各社の特徴を交えながら記載しました。

ソフトバンクGとアーム社の関係についても説明できました。

両社の持つ技術が融合したことで、新しいイノベーションの可能性を感じられます。さらに同業他社がソフトバンクGと競い合うことで、日本の技術が向上していくと考えられます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました