中国研究者が双子女児誕生させた「ゲノム編集」とは!?

中国


今回の注目記事は、中国研究者が双子女児誕生させた「ゲノム編集」とは!?です。

 

このニュースを聞いて、まるでSF小説か、SF映画のような印象を持たれた方も多いのではないでしょうか?

しかし、このニュースはフィクションでは無くノンフィクション(仮想では無い=現実)なのです。

人の手により、受精卵をいじって適切と思える胎児を作り、出産にまで至らせるという科学はどこまで進むのか、その危険性を危ぶまれている読者諸氏も多いことでしょう。

19世紀末に発表された「モロー博士の島」は、小説でも映画でもご存知の方も多いことと思います。

異種間の交配を行うことで、空飛ぶ人間、蛇人間などが出て来る当時としては奇想天外なストーリーでした。

しかし、今やその内容の実現に近づいているという気さえさせるニュースでした。

そこで、ここでは今回話題になったニュースのコア部分である「ゲノム編集」とはどういったものなのかを超初心者でも理解しやすいように簡単に解説します。

色々調べてみると専門家でなければ理解できないような紹介記事や情報が多いので、全くの素人でも理解できるレベルでのお話しです。

 

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そもそもゲノムって何ですか?

ゲノム(genome)というのは、遺伝子の事を言います。

皆さんの中にはご存知の方も多いと思いますが、遺伝子と言うのは「二重らせん構造」という形をとっています。

この二重らせんは4つの塩基と呼ばれる物質がいろいろな組み合わせ順に結び合って構成されています。

いわゆる「ATGC」と呼ばれる4種類の塩基の結びつきです。

ちなみに「ATGC」のAはアデニン、Tはチミン、Gはグアニン、Cはシトシンと呼ばれるものです。

これらが2つで一対の組み合わせを成し次々と並んでいるのです。

その並び方が人を含む全生物を形作る設計図情報が入っていると言って良いでしょう。

ちなみに人では30億対の数で構成されていると言われています。

この塩基対の二重らせん構造を一般的にDNAと呼び、遺伝子情報の基本を成すものです。

この膨大な情報を全て解明しようとしてのが「ヒトゲノム計画」というもので、1953年にDNAの二重らせん構造が発見されて以来50年目に当たる2003年に完全解明が行われました。

以上、ゲノムに関する情報をごく簡単にまとめました。

ゲノム編集について

では、先程ご紹介したゲノムを編集するってどういうこと?

と思われる方も多いと思います。

編集ですから、書き換える、削除する、追加すると言った内容になりますが、ゲノムの場合も全く同じです。

先程お示ししたゲノムにおける塩基対を人工的に変更して、目的に合った生物を作り出そうというものです。

そこで、世間の耳目を集めるのは、人間の受精卵のゲノム編集です。

人間の始まりは1個の受精卵細胞で、これが加速度的に細胞分裂し胎児を形成し、出産し成長して行くという一連の流れのスタート地点でもあります。

この受精卵のゲノムをいじることで、各種の病気に強い人間、頭の良い人間、目の悪くならない人間、また更に将来的には寿命が150歳程度まで伸びるとされているような人間を作り出します。

この段階で受精卵のゲノム編集を通じてそうなる可能性が高いと言うことになります。

では、どのようにしてゲノム編集を行うかを次にご紹介しましょう。

 

ゲノム編集の技術

ゲノム編集の技術は日進月歩しており、その主流についてご紹介しましょう。

DIYを思い浮かべて下さい。

白色の梯子が4つの材料で出来ているとします。

真ん中部分の数段を4つの材料の中でも違う材料に置き換えたいとします。

そうした時には、その入れ替える数段を切り離し、目的の段に置き換える作業が必要です。

のこぎりで切り離し、違った材料を持って来て入れ替えると言う作業になります。

ゲノム編集も同じです。

二重らせんになったゲノムの一部をヌクレアーゼ(のこぎり)と呼ばれるもので切り離します。

そしてあらかじめ用意した塩基配列に入れ替えるのです。

こうしてDNAを操作された受精卵が出来上がるわけです。

出来上がった受精卵は女性の子宮に戻し、着床させ出産を待ちます。

今回冒頭に書きました中国の双子誕生は、こうして生まれたことになります。

この領域、つまり受精卵やその他の細胞に対するゲノム編集は、中国が何年にもわたって研究していて、この双子誕生以前にも数々公開して来ています。

また、この領域に対して中国政府も全面的にバックアップしており、2016年に発表された第13次5か年計画では、このゲノム編集技術の確立が国家戦略と位置付けられたことからも理解できるでしょう。

ちなみに、今回2018年末に発表された双子誕生のニュースは、その真偽が話題になりましたが2019年1月に中国政府が事実だったとして認めこれを公表しています。

ゲノム編集に関しては、各国における倫理観や宗教観にも大きく影響されることで規制が働いている国々があります。

しかし一方では、中国のように倫理面を上回る科学技術の進行を目指し各国に先駆けようとする国もありこの先の世界状況は混沌としているのは事実だと言えます。

まとめ

ゲノム編集により生まれた赤ちゃんのことを「デザインベビー」と呼びます。

このようなゲノム編集により作り出されたデザインベビーが将来当たり前になるのかは分からない所ですが、現在私たちの耳目に触れるのはあくまでも公表された話で、未公表の実験成果も世界には数多くある事だけは理解しておく方が良いでしょう。

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