ソフトバンクが総額1兆円出資してるアメリカの「ウィーワーク」とは!?

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「オフィスで仕事」と聞くと、多くの方はこんな想像をするのではないでしょうか。

ビルのワンフロアへ出社して、決まった席に座り、すっかり見慣れた同僚と並ぶ。いつもの自分の机に、あまり味気ない社内。しかし、そんなワークスタイルが変わりつつあります。

「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」といった言葉を聞いたことがあるかと思います。

これらは、オフィスを間借りするようなサービスで、利用者はレンタルした場所で仕事をし、また、オープンスペースで他の利用者とコミュニケーションを図ることができます。

この「コミュニケーションを図る」というところが特徴で、また利点でもあります。

利用者同士の談笑のなかで、新たなビジネスモデルが見えてきたり、悩みごとに的確なアドバイスがもらえたり、ともすると視野の狭まりがちな個々の仕事に、新鮮な空気を吹き込めるというわけです。

さて、そんなシェアオフィス事業の最大手が、アメリカはニューヨーク州に本社をおく「ウィーワーク」です。

今回は「ウィーワーク」の会社としての全体像とそのサービスがどのようなものかをご紹介していきます。

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ウィーワークとは

ウィーワークは2010年に、アダム・ニューマン氏とミゲル・マッケルビー氏によって設立されました。

その前身には「グリーンデスク」という会社があり、これは2008年に両氏によって設立されています。

当時ニューマン氏はブルックリンでアパレル系の会社を経営していて、しかしそれはあまり順調とは言えないものでした。

そこにはオフィスの賃貸料の問題がありました。

その問題をマッケルビー氏に相談したところ、氏の思いついたアイデアというのが、オフィスを小分けにして貸し出すというものでした。

このアイデアは大成功し、2010年にはグリーンデスクを売却、新会社ウィーワークの設立となりました。

同社の躍進はとどまらず、2019年現在、まだ設立後10年と経っていない企業ですが、その規模は97都市に500箇所以上の拠点を構え、会員(メンバー)は20万人を超えるものとなっています。

また、2017年にはソフトバンクグループとの共同出資により「ウィーワークジャパン」を設立し、東京、神奈川、大阪、福岡と、日本の主要都市にも拠点を開設しています。

昨年8月には、東京都渋谷区に「ウィーワーク・アイスバーグ」をオープンし話題になりました。

上記のように、日本ではとくにソフトバンクグループとの繋がりが強く、これまでに104億ドル(1兆円を超える)もの出資をうけ、日本でのビジネスパートナーとしています。

評価額10億ドル以上で非上場のベンチャー企業を指して「ユニコーン企業」と呼ばれますが、ウィーワークがまさにそれと言えるでしょう。

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単なるシェアオフィスではなく、ネットワーク構築へ

「我々は不動産会社ではない」と語るニューマン氏。単にオフィスを小分けにして、安価に貸しているだけではなく、メンバー同士のネットワーク構築に力を注いでいるとも語っています。

その言葉通り、ウィーワークの独自性の一つに、メンバー間での繋がり易さというものが挙げられます。物理的な空間とデジタルな空間、どちらにおいても、メンバー同士は円滑に交流することができるのです。

ウィーワークの各拠点には、メンバーが自由に利用できる空間があります。

そこでの他メンバーとのコミュニケーションは、多くの起業家にとって、精神的なサポートとなるでしょう。

また、メンバーになるとネット上でのコミュニティに参加することもでき、アプリによっていつでもそのコミュニティにアクセスすることができます。

それにより、コミュニティ上で意見を募ったり、人材の募集をしたり、協力を求めたりと、個人では難しかった事柄を容易に行うことができるのです。

ちなみに気になる料金ですが、一例として上記の「ウィーワーク・アイスバーグ(東京都渋谷区)」を参考にしますと、ホットデスクと呼ばれる共用スペースを一人の利用で「74000円/月」となります。

場所や環境、設備の充実さを考えると、十分にリーズナブルと言えるでしょう。

ウィーワークとソフトバンク

前述の通り、2017年にはソフトバンクとの共同出資により、「ウィーワークジャパン」が設立されています。

ソフトバンクの孫社長とウィーワークは、2016年のインドで出会いました。

そこで行われていた企業と投資家をつなぐ会合で、ニューマン氏と孫社長は共鳴し、のちにビジネスパートナーとなったのです。

ソフトバンクの本社移転が報じられたばかりですが、そのオフィスデザインもウィーワークが手掛ける予定となっています。

ニューマン氏は来日した際、「新しい働き方をサポートし、人と人とがつながる機会を提供したい」と述べていますが、働き方改革が進められている昨今の日本にあっては、新しい起業家がのびのびと活動できるか、あるいは仕事をする環境をもっと自由にできないか、といった問題が依然として存在しています。

そうした問題とあわせて、日本の、とくに都心部でのオフィス賃料は必ずしも安いものではないことも考えると、そこでウィーワークが選ばれる結果になるのは、想像に難くありません。

働き方改革という言葉が独り歩きして、政府や大企業がまだまだ二の足を踏んでいる世の中ですが、そこに先鞭をつける。孫社長の狙いはそこなのかもしれません。

まとめ

日本ではまだまだ知名度の低い「ウィーワーク」。その簡単な沿革と特徴をご紹介してきました。

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